毎度アクセスありがとうございます。　最近──ていうか数時間前に分かったことがあって、それは「来生たかお - 夢の途中」の歌詞にある「サヨナラは別れの言葉じゃなくて　再び逢うまでの遠い約束」という名フレーズからのヒントなんだけど、これを「日本酒」に当てはめると妙に頭がスッキリした…… more のでお知らせしておきます。　日本酒はバカ安のお酒じゃなくて　☆5に当たるまでの遠い冒険　　いくらシャンパーニュが高いからと言って、オレが☆5と☆6の日本酒を手に入れるためにバラ撒いた金に比べれば別に大したことはない。そしてこの酒は店の管理不手際によって望まない熟成が進んでいる。これで同梱した4本すべてが露骨に熟していたわけだが、その酒屋の名前は京都の「リカーショップ おかやま」という。ここの店の設備と管理には問題があると言わざるを得ない。いちいち問い合わせるのも面倒だが、それを差し引いても「遊穂 (ゆうほ) 」は我々の望むような酒でも面白い酒でもない。　薦めてくれた読者さんには悪いが、まずはオレと一緒に☆5や☆6の酒を体験するところから始めようか。そもそも見えてる世界が違う──当然こちらもそちらの世界は見えてないし見る気もない。ていうか、そもそもオレの見えてる世界を他人が知る必要はあるのか (笑) ？ みんな好きにやればいいよ。酒でオレを唸らせるのは相当に難しいと思うけど、まあ、今回はノーゲームですね。だってこれ、熟し過ぎ (笑) 。　bottle size：1800mlSAKE GRADE：★判定不能★【478】遊穂 -ゆうほ- 山おろし (生酛) 純米吟醸 ゆうほのあか 生原酒 仕込29号 28BY ＜石川＞御祖酒造 株式会社：http://mioya-sake.comMoukan's tag：遊穂生酛/山廃　立ち香──なんか火入れの熟成純米みたいな香り。そして「菊鷹 雌伏」なんかにクワナリ近い「布」と「草」。酸は軋みとミネラルにコネクトするニュアンスで、まるで果実はない。　♡☺♡「濃い・・・濃いけど、酒としては悪くないと思う、たぶん。要はノイズがないと思うよ。熟味はあるよ。ただ、モロといわけじゃない。ただ、いかんせん重い。濃醇。ガブガブ飲むもんじゃないけど、思ってたより悪くない。わたしにとっては別に面白くはないけど (笑) 」　どれどれ──。　このアミノ酸度は要らないかな。あとは結構熟してるので、原型はない。たしかに面白くはない (笑) 。そして重いな。割り水してお燗にしないと朗らかには飲めない酒。しかし、どうしてこんな酒をオレに薦めたんだ？ 黙って自分の好きな酒を飲んでろよ。それでも誰かに飲ませたいならブログでも始めろ。一言で表せば「菊鷹 雌伏 28BY」の出来損ない。　♡☺♡「とんがりコーンってなにを食べてもとんがりコーンだね (笑) 」　dಠಠb「それは宇宙の真理 (笑) 」── 2日目。　余計なモノがいろいろ引っ付いてしまってる状態ではあるが、旨みの膨らみには透明感の残骸もある。あと、味としては甘口だな。余韻には少し鈍重なチョーキーな軋みと、ボワ〜んと煙立つ力強いアルコール感。頭で考える前に、まず官能に訴えるべきものが何もない酒で、そもそも我々の求める「生酛/山廃」の属性は何もないと言っていい。　これは割り水してお燗にしないと飲めない。しかし甘いな。このコンディションで正しい評価は難しいが、今はもう飲みたくないレベル。しかしまあ、どうしてこうもジャンル違いの酒を薦めて来るんだ。どちらかと言えば、味幅は「巖」系だよ (笑) 。これを「米鶴 山廃 純米大吟醸」を引き合いに出して語るとか、まるでオハナシニナラナイ。かりに正しい状態だとしても、我々には甘くてクドくて重い酒だと思います。　もうそろそろ、何でもかんでも「日本酒」という言葉で一緒くたにすることに限界が近づいているようだ。下品に甘いのは熟成由来か、酒そのものの属性か。オレは「おせち料理」は好きではないが、これで黒豆を煮たら料亭顔負けの仕上がりになるとは思います (笑) 。　　日本酒はバカ安のお酒じゃなくて　☆5に当たるまでの遠い冒険　酒を捨てても　財布を痛めても　ほんの☆の途中 　このまま　何百本でも　買っていたいけど　ただこのまま　望まぬ酒を　卒業したいけどmoukan1972♂＆moukan1973♀ close

◤遊穂 - 山おろし (生酛) 純米吟醸 ゆうほのあか 生原酒 仕込29号 28BY ── d＋＋b「またしてもジャンル違いの酒が・・・」