▲コンプするには4軒ほどのスーパーを回る必要があります。しかもそれぞれがそれなりに離れた位置にあるので、割りと大変です。基本的に単一使いはせずブレンドします。あとはカレーのベーススープ作りにも使います。メーカーの開発者はマッドサイエンティストだと思います。僕は少し心を病んでいる…… more ようです。全て揃っていないと心が落ち着かないのです。妻に「それ、完全にビョーキだよ」と言われましたが、いつも彼女はそんなビョーキの人が作った鍋やカレーを誰よりも美味しそうに食べてくれます。［エバラ「プチっと鍋」シリーズ］［『ドクターホワイト』TVer「第1話」］［『ドクターホワイト』#1を2分で振り返り］［「第2話」60秒予告］［取材会レポート完全版］　▼完全に〝美人を売り〟にした作品は、少なくとも連ドラでは初めてかもしれない。『私たちはどうかしている (2020) 』の和装も良かったけど、今回は不思議ちゃんの役なので、ビジュアルの吸引力がハンパない。もしかすると『君の膵臓をたべたい (2017) 』以来のブレイク第二波が来る可能性もある。しかし、作品に入るとバラエティの美波ちゃんとは別人になるな。単純に「見た目の顔」が変わる。　▼オフショットも別人。隣の二人は作中でもビジュアルが変わらないもんな。　買って家に帰ってから「そういや『純米』をセブンイレブンで買って飲んだがことあったな」と想ひ出しました。　正直、去年の2月に飲んだ「寒造り純米酒」の記憶は薄いけど、当時の記事を読み返す限り、そこまで酷い酒ではなかったようです。「割りと酸がチャキっとしてるので、どちらかと言うとフェミニンな味筋で、オヤジ臭さは少ないです。まあ、ざっくり言うと『キレイ系』の純米酒」──と書きましたが、今回の「本醸造」に対しても似たような内容の下書きをしていましたので、この蔵の酒はそういう味筋なんだと思います。ちなみに「賀茂鶴」の定番「本醸造」は3種類あって、この「上等酒」は真ん中のランクですが、近所の酒屋で1800mlが1,865円です。や、安いっ・・・！　bottle size：1800ml【956】賀茂鶴 -かもつる- 本醸造「上等酒」2021年12月出荷 ＜広島＞賀茂鶴酒造 株式会社：https://www.kamotsuru.jpMoukan's tag：賀茂鶴販売ページ▪︎酒米/精米歩合：国産米/65％▪︎酵母：非公開▪︎日本酒度/酸度/アミノ酸度：非公開▪︎ALC：15-16％未満▪︎処理：加水の二回火入れ▪︎酒造年度/出荷日：2020 (R2BY？) /2021年12月▪︎管理状況：2022/1/12に購入後、室温で管理。▪︎試飲日時：2022年1月20日 (木) /1本目に開栓。▪︎Judgement：On My List / Not On My List［？］▪︎Grade：marvelous/excellent/good/insufficient/faulty/indeterminable［？］※On My Listの酒に「faulty (失敗している) 」はない。Not On My Listの酒に「marvelous (驚くべき) 」はない。On My Listの「good」とNot On My Listの「good」は同じではない。On My Listされた時点で当ブログの嗜好を満たすものとする。「indeterminable (判定不能) 」の酒は各Listに振り分けせず。※「Judgement」「Grade」内の単語は全てリンク済み。　立ち香──おおお、ちゃんと酒臭え (笑) 。でも、なんかフワっと軽いバニラっぽい香りもある。奥には米の旨みを携えた香りもシッカリ。飲み口はスッキリめな予感。水はいかにも軟水っぽい感じ。思ってたより上品。以前に飲んだ「純米」が可もなく不可もなくで記憶にあまり残らない酒だったので、ちょっとした攻撃性がもう少し欲しいところ。　グラスに注いで液面を動かすと──露骨ではないものの、ちょいセメダインもあるかな。「フルーティー」とまでは言わないけれど、割りと甘酸にピチャっとしたニュアンスのアロマがあります。分けたら「キレイ系」です。色は薄っすら黄色いけど、ほぼ透明。　いつものようにJO (常温) から──20℃くらいかな。　うん、悪くない。以前セブンイレブンで買った「寒造り純米酒」よりは好きかな。やっぱ適度に酸が利いてる。それにしても軽いなー。賀茂なく不可も鶴 (可もなく不可もなく) っちゃ、そうなんだけど、問題ナシゴレンだな。無駄な吟香やノイジーな苦みもないし、スイスイ飲めるよ。アル添ライクな辛みもピリっとあるけど、米の甘み＆旨みが品良くシッカリ出てるので、厳しさはヌワイです。デイリー使いならコレで十分だわ。もはや日本酒に多くは求めてヌワイので。　微かにフルーティー。もっとオヤジ臭い酒でも全然いいんだけど、飲み心地が柔らかく、嫌みのない自然な米の甘みもあるので、なんだかんだで飲んじゃいますね。トマト系のスープにもそこそこ合いますよ。ちなみにコンソメとブイヨンの他に、隠し味として「プチっと鍋 あさりとホタテの旨塩鍋」が入ってます。コレが結構使えるんだけど、うちの近所 (チャリで6～7分) だと1ヶ所でしか売ってない。酒はほんのり甘いので、少し冷やしてもヨサーゲだけど、それは明日やってみます。　温めます──本醸造なのでアチチ燗 (600Wで30秒) で。　おおっ、鼻毛がアルコール成分の揮発でビーンと整列。甘辛の両方がギュインとブーストされる感じ。これはアル添が苦手な人にはハードな辛みでしょうね。特に熟成してから出荷するタイプの酒ではないので、特段に燗開きするわけではないものの、キレは増すかな。あと、辛いは辛いんだけど、アタックにはスベスベした甘みがあって、裏ラベルの「甘辛 (当社基準) - 中」はそういうことなのね。確かに漢らしい辛口本醸造という佇まいはヌワイです。むしろ〝はんなり〟したフェミニンな本醸造。コレ言ったら負けだけど、要するに「無難で飲みやすい酒」です。　ぬる燗で──600Wで20秒。　甘苦酸の中で「酸」が前に出る感じ。JOの延長線かな。ほのかにフルーティーで、おそらく、この酒の標準性 (正しさ) を最も体現する温度帯だとは思います。アチチ燗よりもフレンドリーかも。心を「無」にしてダラダラ飲んじゃう感じです。ここで「冨田＋満天星ブレンド」をアチチ燗で飲むと──う～ん、食べ物 (笑) 。残り一合もないけど、明日「賀茂鶴」の2日目を確認したら、シャンパーニュのリザーヴ・ワインみたいにブレンドしちゃおうかな。つうか、今ブレンドすればいいのか。このグイ呑みに「賀茂鶴」を足して。　「賀茂鶴」with「諏訪泉」ブレンド──スパイス程度に少量をブレンドします。　あああ、2合くらい「諏訪泉」を残しておけば良かったな。分かりやすい効能は感じないな。若干、幻想レベルで香ばしくなる程度。まあいいや。うちには「諏訪泉 阿波山田錦 H20BY」があるからな。コレを「秘伝のタレ」としてブレンドするか。「賀茂鶴」はこれはこれでスイスイ飲めていいんだけど、もうワンクセ (クセの一つ) が欲しいかな。　1973チャレンジ！！！　♡☺♡「そりゃあ『諏訪泉』の方が旨いよ。飲んだ瞬間の『旨い』はないよ。最近飲んだ日本酒の中では少し甘いのかな。」　dಠಠb「そう？ 別にスイスイ飲めるよ。」　♡☺♡「まあ、普通に飲めるけど・・・シャンパン飲みたいな──みたいな (笑) 。なんかモタっとしてるというか、あんま進まない。 (温めて) 熱くした方が誤魔化しが利くというか、こっちの方がイイかな。」　dಠಠb「日本酒って、本来そういうモノだと思うよ。『飲んだ瞬間に旨い！』みたいな酒単体で楽しむ習慣はココ最近の生酒ブームの中から生まれたというか。むしろ生酒のほとんどが苦かったり渋かったり、飲んでる最中に欠点ばかりを探す作業になってしまうけど、こういう火入れ酒にはそういった面倒がないし、所詮は食中酒だから、それこそ飲んでて酒の存在を忘れてしまったっていい。もちろん『旨い』に越したことはないけど、それがないからと言って『だからどうした？』と、今ではそう思えるようにすらなったな。いちいちアサヒスーパードライを味わって飲むヤツはいないわけで、ほとんどの日本酒も、食事に対しては、ある意味そういう存在。」── 2日目。　▲この美波ちゃんを見て、二人で「なんか昭和のアイドルみたい」という話になったので、何となく『E.T. (1982) 』です (笑) 。　▼当時、確か『少年サンデー』の表紙になったのを見た小学4年生のオレの第一印象──「異星人というより色黒のお婆ちゃんみたい」。　▼ほら、やっぱり。割りと記憶力はいいのよ。その代わり恨み事も根深いけど。moukan1973♀は真逆。たぶん共通の想ひ出のうち、オレが100覚えてたら20も覚えてない。一年間で最低10回は、♡☺♡「ごめん、全然覚えてない」という会話がなされる。このサンデーは当時住んでた団地の公園のブランコで見たんだけど、その時、このサンデーを持って来た友達 (の名前は忘れた) の母親が「こういう風に普通はちゃんと映さない宇宙人をハッキリ見せるのはスゴくいい！」と興奮気味に大絶賛していたことまで覚えてる。その真意は未だに分からんけど。　♡☺♡「寒いからJOより温かい方がいいね。確かにスルスル飲んじゃう。」　dಠಠb「名もなきどこぞの居酒屋で、ただメニューに『日本酒 (or 酒) 』とだけ書いてあるような酒ではあるけれど、軟水のアル添は軽くていいや。ちょいアル感が強いけど、別にリキュール類は好きだから抵抗はないな。それこそGINや焼酎のロックの方が綾瀬はるかに喉に突き刺さるからな (笑) 。」　♡☺♡「いや、昨日言ったことは訂正します。『飲んだ瞬間に旨いと感じない』とか言ったけど、アンタが言うように欠点がないことが日本酒には大切で、食事と一緒にスイスイ飲めればそれでいいということが改めてわかった。」　dಠಠb「飲んだ瞬間に『旨い！』が出る酒はシャンパーニュが担えばいいわけで、日本酒は粗を探さすに黙って飲めればそれでいい。燗にして旨ければ尚良し。この酒は少し甘いけど、燗にすればカァっと辛口になるし、オレはそこそこ前向きに付き合える。」　「諏訪泉 阿波山田錦 H20BY」を秘伝のタレとして20～30％ほどブレンド──「諏訪泉」単体の記事は改めて書きます。　う～ん、一気に熟成酒の枯れたアロマが香ばしく広がります。レンジ燗で──いいね。まるでリザーヴ・ワインを多めにブレンドしたシャンパーニュと似たような複雑味が出て来るというか、酒が一気に飛び石で成長します。「賀茂鶴」単体もツルツルでいいんだけど、ブレンドもニャカニャカ良いです。実はこの時点で「諏訪泉」単体でも飲んでるんだけど、その感想は後日。　特に熟成してない火入れ酒に古酒や熟成酒をブレンドする手法はアリだな (※そういや「昇龍蓬莱」の純米も古酒を少しブレンドしてたな) 。日本酒ブロガーって、多くの場合、その銘柄なり商品なりの味を説明することが正義だと思ってる節があるけれど、そろそろもう一段階上のレベルを目指すべきなんじゃないの？ つまり、より大切なのは「その酒をどうやって〝より〟美味しく飲むか」ということへの探求心だと思うんだよね。ま、そこに至るには一定の資質 (しつこさ) や才能 (生来的な味覚の鋭さ) が必要だから誰にでもできるわけじゃないけれど。── 3日目。　そういやRS (冷酒) で飲むのを忘れてたので一応──事前にチロリに一合ほど入れて冷やしておきました。　ちょいメロンなアロマも出て来たように感じるのは気のせいか、白夜が林で倒れていたからか、オリンピックが終わって森喜朗が燃え尽きたからなのか。さて、含むと渋みと酒感が増すのでハードな酒質になるものの、甘さは引っ込むので、思ってたより悪くないし、これはこれでアリかもしれない。ただ、少し余韻がギスギスするかな。より安酒属性が明瞭になるというか。ま、刺身とか寿司に合わせるならRSでもいいカナートという感じ。改めてJOで飲むと、飲み口が柔らかく、米の甘み＆旨みも感じやすいので、RSよりオレは好きかな。　そしてアチチ燗で飲むと──まあ、結局コレが一番シックリ来る。要は一番バランスが整う。なんだかんだで残り2合強。別に「なんじゃこれ、超旨めえ！」とかはヌワイけど、なんだかんだで消費スピードは早いです。裏ラベルを見ると、なぜか蔵元は「常温」にはマークを付けず「冷やして」に「○」を付けてるんだけど、オレは賛成できない──「あつ燗」に「◎」を付けてるのは賛成だけど。　1800mlが1,865円。これで十分だし、熟成酒ではない通年商品の火入れ酒にコレ以上は求めません。moukan1972♂ close

◤賀茂鶴 - 本醸造「上等酒」2021年12月出荷 ＜広島＞