オレにとっても「Hello! KOUEIGIKU」です、初めて飲みます。　去年のデビューからマニアさんたちの間で大人気みたいだけど、ワインも含め、酒関連のブログやツイッターやインスタを一切見ないので (唯一真面目にチェックするのはレナ松屋酒店とフィッチのメルマガだけ) 、この酒…… more が世間でどういう風に語られているのかは全く知りません。　とはイエイ、オレもなんだかんだで「菊鷹」は数を飲んで来たので──低アルだと特に「純米 8号酵母『菊一文字」無濾過生酒 H30BY」なんかは好きだった (1800mlだからと手を出せなかった気合いの足りない腑抜けマニアも多数いたけど) ──、それほど心配はしてませんが、割りとスペックごとに味わいがガラっと変わる杜氏さんなので、おそらく値段的に「愛山」をそこそこ磨いてるこの商品に関しては少しの懸念がないわけではありません。つまり、香りが強くて甘いとオマル──と。　まあ、いいや。飲んでみます。　bottle size：720ml【927】光栄菊 -こうえいぎく- Hello! KOUEIGIKU 愛山 無濾過生原酒 2020 (R2BY) ＜佐賀＞光栄菊酒造：SAKETIMESの記事Moukan's tag：光栄菊菊鷹▪︎酒米/精米歩合：愛山/非公開▪︎酵母：非公開▪︎日本酒度/酸度/アミノ酸度：非公開▪︎ALC：14％▪︎処理：無濾過生原酒▪︎酒造年度/出荷日：2020 (R2BY) /2020年12月▪︎管理状況：2021/2/4に着、5℃で管理。▪︎試飲日時：2021年2月22日 (月) /1本目に開栓。▪︎Judgement：On My List / Not On My List［？］▪︎Grade：marvelous/excellent/good/insufficient/faulty/indeterminable［？］※On My Listの酒に「faulty (失敗している) 」はない。Not On My Listの酒に「marvelous (驚くべき) 」はない。On My Listの「good」とNot On My Listの「good」は同じではない。On My Listされた時点で当ブログの嗜好を満たすものとする。「indeterminable (判定不能) 」の酒は各Listに振り分けせず。※「Judgement」「Grade」内の単語は全てリンク済み。　立ち香──栓が硬い。イイことだ。そして軽くプシュっと。さて、あんま香らんな。薄っすら乳酸もあって、ちょい「篠峯」ライクな酸も感じる。まるで「篠峯 愛山45」を水で薄めたようなニュアンス。透き通った蜜のような甘みもあるが、線は細い。この段階では何とも言い難いな。正直、キャップ由来のプラスティック臭の方が強いです (笑) 。ちょい木香っぽい渋酸も感じるけど、強いて言うならマスカット系ではあるのかな。バナナやライチも少々。今のところ「菊鷹」の面影は一切ありません。　グラスに注いで液面を動かすと──ますます「篠峯」みたいだな。グラスに微細で少量の気泡がポツポツ。色は透明寄りの薄すぅ～い黄色。　飲んでみる──ようやく初「光栄菊」です。　つうか、木香 (or 木香様臭＝アセトアルデヒド) あんじゃん。ガスはあるっちゃあるレベル。えっ？ なんでこれが大人気なの・・・。逆に笑っちゃうんだけど───どんだけ普段イイ酒を飲んでねえんだよっていう (笑) 。酸もあるけど、全体には「甘い篠峯」みたいな印象。ただ「低アル酒」としては順当な造り。実際のALC.度数は15％寄りの14％だとは思うけれど。たぶんmoukan1973♀に飲ませたら、♡☺♡「最後イヤな感じが残る」とか言いそうなくらいには、余韻に木香っぽい渋酸がある。オレが先日開けた「篠峯 愛山45 H30BY」が「100」だとすると、この酒は、せいぜい「60」くらいの出来 (今時点の仕上がり具合) 。　あえて文芸指数を下げてバカでも理解できる日本語表現を使うと──「期待ハズレ」──です。基本的にはキレイ系ではあるんだけど、魅力的な酒ではヌワイな。食事に合う感じでもヌワイし──案の定、実際に全く合わない──、こんな酒を競うように買う連中の木香 (気が) 知れない。2杯飲んで牛 (モウ) 、飽きてるんだけど、あと1枚だけ菅野美穂の写真を撮らないとイケナイ。　このまま「篠峯 愛山45 R1BY」を開けたい気持ちでオッパイだけど仕事が増えるから次の機会にするわ。この程度の酒で感動してる輩が2年熟成の「篠峯 愛山45 H30BY」を飲んだら失神するで、マジで (笑) 。今日も幼稚な日本酒界隈が「平和」で何より。2,970円。アホですね。　つか、予想通り (想定していた懸念通り) 、山本杜氏の造る酒としては甘いな。当時「菊鷹 純米 8号酵母『菊一文字」無濾過生酒 H30BY」の1800mlがいつまでも売れ残っていたけれど、あれが売れないで「光栄菊」がバカ売れとか、ホント、ドイツもコイツもソイツもアイツも、日本酒マニアって、ビビリのバカ舌ばかりで萎えるわ。ただ、一つだけ良かったことがあって、これでマジにバカ旨だったら争奪戦に参加する面倒が生じていたので、正直、この程度の酒で安心しました。もう1回くらい他のスペックを買ってもいいけど、タイミングが合わない限り、無理にオレが買うことはヌワイです。勝手によろしくやってよ。どうでもＡＹ (ええわい) 。　堺杜氏、ガンバレ。　1973チャレンジ！！！　♡☺♡「うわっ。香りが結構モワっと来る。明利系？」　dಠಠb「金沢酵母系 (協会14号酵母) のような気もするけど、でも、ちょい『篠峯』っぽくね？」　♡☺♡「あああ、まあ何となくそれもあるけど・・・。甘いっ。あと、最後、残る。」　dಠಠb「やっぱそう言うと思った。すでに下書きでアンタが『最後イヤな感じが残る』と言いそうなことを予言していた (笑) 。」　♡☺♡「ハッキリ言って不味い。もういいや。口をクリアアサヒで洗いたいわ (笑) 。」　dಠಠb「デビュー2年目で入手困難銘柄にまで押し上げられてるし、マニア連中がワイワイ騒いでるという時点でキナ臭さは感じてはいたけど、正直、オレの舌に合わなくても『はいはい、これなら人気が出るの分かるわ』程度にはキャッチーで分かりやすい旨さがあるとは思っていたものの、少なくとも、このR2BYの『愛山』はないわ。こんなもんを飲んで本気で『旨い！』とか言ってるヤツの木香 (気が) 知れない。きっと去年はさぞかし美味しかったんでしょうね。」　▲事前の噂通りトヨエツ参戦。　開けたてよりグングン甘くなってるし、どっかの酒屋も──「開栓後、1～2週間ほど時間を掛けてじっくりお楽しみ頂くことや、未開封の状態で数週間～3ヶ月ほどご家庭の冷蔵庫で寝かせてお召し上がり頂くとより一層風味豊かに楽しんで頂けてお勧めです」──とか書いてるけど、この素人め、これは長期熟成に耐え得るような骨格や酒質は持ち合わせていないし、2週間後なんて、ただのデレっとした甘いシロップになってるわ。　明日はワインを飲むし、moukan1973♀は、♡☺♡「もう要らない」と言うので、残りはオレが水曜に飲みます。あんま飲みたくないけど、こんな味じゃ料理酒にもならないし、高いから捨てるには惜しいし、はあ・・・。── 3日目。　立ち香──開けたてよりは雄弁です。とはイエイ、分ければ穏やかな吟香です。少しメロン系のミルキーなニュアンスも出て来た。　実は昨日も少しワイングラスで飲んだんだけど──特に何も (肯定的な感想は) 感じなかった。　低アル的な軽さと透明感はあるんだけど、やはり砂糖甘いダラっとした体躯と木香っぽい渋酸の余韻が相性悪く、端的に言って、あまり旨くない。緻密さに欠けるというか、要するに全くエレガントじゃない。もっと簡単に言うと──「イイ酒だとは思えない」──これに尽きる。なんか初日より「うるさい酒」になっちゃったかな。割りとアクティヴに不味い (コレを「旨い！」と言う人の気持ちも理解はできるけれどオレの嗜好にはまるで合わない) です。残りは寝酒かな。こんな酒で飯を食いたくヌワイ。　というわけDE「篠峯 愛山45 R1BY」の登場──味見と軽い比較だけ。　後日ちゃんと「篠峯」の記事は書きますが、似てる要素もあるので、この機会に比較してみます。ま、ここまで甘くはないと思いますが。　どう考えたってコッチの方が旨いだろ。H30BYの方が壮麗ではあるものの、1年熟成状態でこのフレッシュさは流石です。やっぱストラクチャーが堅牢だよなー。パキっと口の中で酒がキレイに収まるよ。ハッキリ言って「草野球」と「プロ野球」くらい違うよ。まだ売ってるから「光栄菊」をストックしてる人は味クラーヴェしてみれば？ アッチが即完売してコッチが1年も売れ残ってるとか、オレには考えられない。ま、その方がオレにとっては好都合なんだけど。 「篠峯」の後に「光栄菊」を飲むと、スゲえ雑で汚い酒に感じる。なんか「醸し人九平次 雄町」の粗悪品みたいなニュアンス。あとは「篠峯」がいかにミネラリーな日本酒であるかが、比べるとバカでも分かる。それでもR1BYは少し渋いカナ－。若い頃はギシギシと硬い酒だったでしょうね。　ま、今の「光栄菊」は新規オープンのラーメン屋に物好きなマニアが列を成して並ぶ状況と同じような感じでしょうね。一周しても尚、今の人気が続くようなら、ちょっと笑っちゃう──「菊鷹」の時は720mlがないから買わなかったくせに (笑) 。オレもまだ1本しか飲んでないので、できれば過激な言動は避けたい気持ちもあるけれど、少なくともこの「愛山」は全く旨いと思えないし、オレは普段、ワインも含め、もっと旨い酒をバンバン開けてることだけは事実。　当然この「篠峯」は「光栄菊」よりは旨いんだけど、1800mlをリピートして2年熟成を目指すほどではヌワイです。ちょっと渋いね。「ダメ山 (ダメな愛山) 」の酒は漏れなく渋いので、そういう意味では両者とも、この酒米を自在に操ってるとは言えない。　しかし「光栄菊」は絶望的に食事に合わんな (笑) 。「無濾過」ということもあり、最後は自然と「うすにごり状態」になって、ますます「うるさい酒」になってます。木香様臭も増し増し。別に他人の感想なんて読むだけ時間の無駄だからいちいち同意を捜して検索なんかしないけど、勝手にやっててよ。moukan1972♂ close

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