こんにちわー、お酒ミライの神奈川建一です。横浜市内、某月某日、自宅のアパートで呑んだくれながら「もうすぐ夏酒発売だぁ？蔵元はもっと季節感考えろ！」などと、管を巻いていた僕のもとに一通のメールが届きました。「ぐるなびが新しく「おいしいアカデミー」という、食に関することを食好きの仲間…… more と一緒に学べる場をスタートします。日本酒とワインのコースがあるのですが、ぜひ取材にきてみませんか？」読んで１０秒で「行きます！」と返信する。日本酒に関することだけは決断が早いのが僕の取り柄なんです。他のことはウジウジ悩んで超遅いけどね！と、いうわけで、今回の記事は株式会社Queendom様経由で株式会社ぐるなび様にご招待いただいた、「おいしいアカデミー・日本酒コース」体験会のレポート記事になります～。こういうのは久しぶりです。あー、楽しみだなぁ！場所は有楽町、あの東京ミッドタウン日比谷のすぐ側のビルという好立地にぐるなびの本社があります。うへー、こんなところに入っていいのかなと思いつつ６階に上がってみると、ずいぶんと入りやすいエントランス。さすが大手IT企業、来訪者の迎え方も手慣れたものですね。てっきり、ペッパー君を５０倍凶悪にしたような警備ロボが入り口をガードしているかと思ってました（ねーよ）。さて、「おいしいアカデミー」とは、ぐるなびが今年からスタートさせた体験型の講座で、日本酒コースとワインコースの２つの講座があります。どちらも全６回約３ヶ月とかなり濃密かつ気合の入ったスケジュール。毎回ティスティングがあり、しかもレストランで行われる長い時間の講義が、日本酒コースは２回、ワインコースは３回も含まれるという豪華っぷり。グルメサイトとして抜群の知名度を誇るぐるなびですから、さぞ期待できるのでしょう！今回僕が参加したのは、日本酒コースの体験会です。事前のお試し講義ってやつですね。ぐるなび本社のセミナー室的な場所で、１時間半ほど体験してきました。参加者は３０～４０人ぐらい。本コースも定員４０人なので、イメージはほぼ本番に近いでしょう。講義の流れは、まず座学があり（日本酒の歳時記）、その後ティスティング、質疑応答、というもの。講師は島田律子先生。日本酒造組合中央会認定の日本酒スタイリストである方だ。で、体験した感想なんですが・・・講師のレベルが高すぎるぜ、この講義！ですっ。今回の島田律子先生、本当に講義、トークが素晴らしかったです。いや、さすが長年日本酒普及活動をこなしてきただけありますよ。こういう個々人がバラバラに参加してくる場ってのは、独特の雰囲気があるわけです。緊張感と言うか、何やってもシーンとなってしまう空気というか。学生の方はゼミの第一回目、社会人の方は知り合いのいない研修などを思い出してもらえるとわかりやすいかも。しかし、島田律子先生はそんな雰囲気をものともせず、よく通る声でグイグイ講義を進めていく。それでも座学の最中は参加者は固いムードでしたが、試飲が始まると空気は一変、一気にゆるんだ感じに。そこで先生はタイミングよくお酒の味の疑問点をテクニカルに解説してくれる。これには、参加した方の多くが頷いていました。今回飲んだお酒はこちら。「紀土　純米大吟醸　山田錦５０」と「竹林　ふかまり　純米」。どちらも冷酒でいただきました～。紀土は香り高い純米大吟醸、竹林は色の濃い熟成感満載の純米酒と実に対象的なお酒のセレクト。これをワイングラスとおちょこで飲み比べました。そこで吟醸造りとそうでないお酒の差、ワイングラスとおちょことでの味わいの差についてお話を聞くことができましたね。飲む時のあごの角度で味わいが変わるのが、実感と共に学べたのがよかったです～。興味深かったのは、なぜ日本ではワイングラスのような香りを楽しむための酒器が発展しなかったのかというお話。これは簡単で、吟醸酒のような香り高いお酒は最近発達してきたもので（それこそ戦後から）、それまでの日本酒には香りに特化したような酒器は不要だったからですね。むしろ平盃のような、香りが拡散してしまうような器の方が進化したわけです。その後の質疑応答でも、熱意のこもった回答をしてくれた島田律子先生（こもりすぎて時間オーバーしたり（笑））、ありがとうございました！１時間半、あっという間でしたー！◆◆◆というわけで、先生の日本酒パワーに圧倒される体験会でした。で、このおいしいアカデミー・日本酒コースは全６回なのですが、講師の方はすでに決まっておりました、それがこちらの画像。今回の島田先生はレストランでの講義を担当、１回目２回目はあの利酒師漫才師の「にほんしゅ」！、４回目は仙禽の蔵元・薄井一樹さん！５回目は僕が通っているインフィニット酒スクール主任講師の圓子チーズさん！ちょ、超豪華な上に鉄板じゃないですかー！最初においしいアカデミーは講師がすげぇ！と書きましたが、まさにその通りなのですよ。これは本当に力入ってますね。ぐるなびさん、頑張ったなぁ。他にこのおいしいアカデミーが特徴としてアピールしているのは「こだわったカリキュラム」レストランは洋食と和食を選んでるところや、チーズと日本酒のペアリング、蔵元による直接の講義など、講義のバリエーションが豊か。「親しみやすい雰囲気で、講師や仲間と出会える」全６回の講義を、最大４０名のメンバーで通しで参加できる。回を追うごとに親しくなっていけそうですね。とのこと。僕的には強力講師陣でお腹いっぱいなぐらいですが、ここまで頑張ってもらえると、参加する方も気合が入るってもんですね。これで全講座料金・レストラン代などを含めて５４０００円（税込）。ぐるなびさん、利益大丈夫？赤字じゃないの？◆◆◆さて、このおいしいアカデミー・日本酒コース、僕が勧めるとしたら「日本酒好きだけど、学んだことはない人」ですね。自宅や飲み屋でいろいろな日本酒は飲んできたけど、例えば蔵元のセミナーや蔵開きの勉強会、酒屋さん主宰の講義などは行ったことがない、そんな方々にオススメでしょう。日本酒を飲み続けていると、いろいろな疑問がわいてきます。「山廃と生もとって、味わい的には何が違うの？」とか「お酒に対して、酒器はどうやって使い分けるのがいいの？」とか「そもそも食事とどう合わせるの？」などなど、尽きることないですよね。そういう質問をぶつけるチャンスがおいしいアカデミーにはあります。なにせこんだけ凄い講師陣ですから！学びはまず質問から。おいしいアカデミーに参加することを決めたなら、必ず毎回たくさんの質問を用意して行くと良いでしょう。おいしいアカデミーの公式サイトはこちらから。ちなみにこの日本酒コースの〆切は５月２０日日曜日までとなっておりますので、もうすぐ締切りです。興味が出た方は即サイトに行って、内容を熟読してから申し込みましょう！それではこのレポートはここまで。こういう講座が、もっと増えるとよいですね！読んでいただき、ありがとうございました。Twitterやってます。お気軽にフォロミー！神奈川建一（@KanagawaKenichi） お酒ミライのFacebookページはこちら。いいね、もらえると喜びます！Instagram始めました神奈川建一 close

開講直前！「おいしいアカデミー・日本酒コース」体験会に行ってきたよレポート