ある仮説に基づいて買ってみた、高千代 (たかちよ) です。「山廃」を名乗る酒は28BYの新商品。　簡単に言うと、ハイチュウ系の山廃酒 (旨みの立体がクリュリと潰れるストラクチャーとテクスチャー) が成立するためには、ある程度の「ドッカン定数」が必要なのではないかという、そこらの…… more 下らない検証系バラエティ番組レベルの発想ではあるんですが (笑) 、28BYの「たかちよ」は特別のファンでなくても普通に──「意外にコレよくね？」的に──飲めたモノもあったようなので、まあ、半分「当たり屋」半分「ちょい期待」という感じで買って来た。生詰の「純米大吟醸」もあったんだけど、720mlがなかったもので。　酒米は「一本〆」かな。扁平精米なので、磨き65に定数の「0.84」を掛けると、ざっくり通常精米「約55％」程度に相当。「高温山廃仕込み」と「HYBRID」についての軽いレクチャーを酒屋の店主から受けたんだけど、なんか別に普通に乳酸菌も添加してるので、ほとんど「速醸」みたいな印象で──店主も「・・・なので正式には山廃とは言えない」と苦笑い──、やはり、このへんに関しても厳しく定義付けする時期に差し掛かってると思うな。「税制改革」が絡まないと見直し機運が高まらないというのが問題。　なにも「山廃」に限らず、糖類ドバドバの紙パック普通酒と純米大吟醸が同じ「日本酒」として売られてるのだって、よく考えりゃ不自然だし、嚥下のキツいゴワゴワしたドッカン酒とオレの好きなサンタリーテ系クリスタル酒が同じ「日本酒」として語られている現状だって、時としてオレと読者との間に気まずい雰囲気をもたらすこともしばしばで、まあ、これに関してはオレが自分でどうにかするしかないわけだが、正直、言ってもわからんヤツには何を言っても無駄という小さな絶望はあるし、そもそもオレの味覚の数式を他人が正しく理解する必要はないし、同時にその逆の必要──オレが他人のそれを正しく理解する必要──もないわけだが、それでも果てしなく言葉と思考を紡ぐのは、何よりオレなりの優しさとサービス精神の表れだと理解してくれると嬉しいかな。　いろいろなアイディアは、日々ボコスカと、まるで春の野のつくしのように頭の中にニョキニョキと生えてキテるので、近いうち形にしますよ。1つ、特に面白いアイディアがあるんだ。　▲三幸製菓のB級イズムと塩気に対する攻撃性がいかんなく発揮された『贅沢かき餅』は、まさに〝おかき界のアウトロー〟といった味わい。硬いが軽い、塩っぱい、オイリー、だが旨い。我が家の鉄板。あまり売ってないから、オレは安く見かけたら必ず2つ買う。☆4.5！　▼3年もつのか、ここの夫婦は。うちは来年の2月で丸13年。　bottle size：720mlSAKE GRADE：☆☆☆½【479】高千代 -たかちよ- 高温山廃仕込み -HYBRID- 純米 生酒 28BY ＜新潟＞髙千代酒造 株式会社： close

◤高千代 - 高温山廃仕込み -HYBRID- 純米 生酒 28BY dಠಠb ──「好意的に寄り添うなら、何をしたいのかはよく分かる酒です」#Fruity/Woman