▲新撮カット＆過去映像のカットインで構成された『ドクターホワイト』「特別編」の視聴率は「7.6％」でした。まあ、ファンへのサービス回のようなもので、あるかないかで言えば「あった方がいい」程度の内容ではありましたが、ラストの名場面シーンの連続カットはコダワリを感じさせる編集で、せ…… more っかく制作者陣がそこまで分かってるのに、どうして「Blu-ray BOX」を発売しないんだと、そこだけは納得できませんでした。正直、2022年最大の衝撃。まるで「歴史」が途絶えたような虚無感。［TVer見逃し配信「最終回」］［TVer見逃し配信「特別編」］　▼おそらく「シーズン２」も「映画化」もないだろうけど、もしかしたら「スペシャル版」があるかどうか。　今はじめて知ったけど、裏ラベルに「一度火入ですので冷蔵保存をお願い致します」と書いてありました。うーん、一火なら買わなかったかも。そういうことは販売ページに書いてよ。ホント、そういうとこな、日本酒の文化水準の低さって。　というわけDE、長期熟成の一回火入れの「雄町60」です。基本的にココの酒はタンクで熟成させてから瓶詰めするので、当然、一部の瓶燗火入れの酒にあるようなガス感などはありません。言われなきゃ、一回なのか二回なのかも分からない感じです。むしろ何で一回なのか、そこが謎です。　bottle size：1800ml【968】丹澤山 -たんざわさん- 山廃純米酒 備前雄町60「凛峰」一回火入 2017 (H29BY) ＜神奈川＞合資会社 川西屋酒造店：kawanishiya.wixsite.comMoukan's tag：丹沢山雄町通販サイト燗良し▪︎酒米/精米歩合：備前雄町/60％▪︎酵母：701号▪︎日本酒度/酸度/アミノ酸度：＋1.5/1.4/─▪︎ALC：16％▪︎処理：一回火入れの加水▪︎酒造年度/出荷日：2017BY (H29BY) /2022年3月▪︎管理状況：2022/3/9に到着後、室温で管理。▪︎試飲日時：2022年3月29日 (火) /1本目に開栓。▪︎Judgement：On My List / Not On My List［？］▪︎Grade：marvelous/excellent/good/insufficient/faulty/indeterminable［？］※On My Listの酒に「faulty (失敗している) 」はない。Not On My Listの酒に「marvelous (驚くべき) 」はない。On My Listの「good」とNot On My Listの「good」は同じではない。On My Listされた時点で当ブログの嗜好を満たすものとする。「indeterminable (判定不能) 」の酒は各Listに振り分けせず。※「Judgement」「Grade」内の単語は全てリンク済み。　立ち香──香りは穏やかだけど、山廃ライクな乳酸は感じます。雄町っぽい甘酸もあって、先日の「雄町70」同様、割りと爽やかで、軽くフルーティー。青臭さも少々。これ、一回火入れなのかあ。今のところ、特にそういう感じはしないかな。オススメの温度帯が「冷酒」「常温」「60℃」らしいけど、飲むまで少し冷やしておくか。　グラスに注いで液面を動かすと──少し冷やしておきました。酸の背後には円みのある米の甘みもあります。とはイエイ、香りウンヌンの酒ではないと思います。熟成感はそれほどでもありません。色は思ってたよりは黄色いけど、若い酒でもこれくらいの色をしたヤツはあります。　少し冷やして──15℃くらい？　低めの日本酒度が示唆している通り、これまで飲んで来たココの酒の中では柔和な甘さを感じます。でも、やっぱ冷たいのはダメじゃない？ 一回火入れの酒によくある、退けにかけてのザクザクした苦みがどうにも邪魔。そして、含むとオレの中での〝山廃らしさ〟というのは皆無。スッキリはしてるけど、この温度帯でも甘いんだよな。酸は完全に角が取れて、どっかに出掛けちゃってますね。味としての酸っぱみも皆無です。食事と一緒に飲むと苦みは後退するものの、やはり、少し甘い酒ですね。今のところ、全然ピンと来ないです。　JO戻し──600Wで10秒。　米感は増すけど、甘いし、なんか無駄に香るんだよなあ。ま、そのへんが一回火入れ流儀の酒質なのかな。今のところイマイチ。お燗に期待するしかヌワイ状況。あんま進まない。今すぐ残りの「秀峰」をアチチ燗で飲みたい気持チング。　グラスを変えてアチチ燗で──900Wで25秒 (60℃超え) 。　フワっと乳酸アロマが浮き上がって来ました。飲みマウス──ようやくココの酒を飲んでる気分にはなれてるけど、それでもやっぱり酒として甘いかな。山廃ライクなスッキリ感があるから飲み口は軽いけどね。アチチな温度の状態でクイっと早飲みするのがベター。いちいち味わってると余計な要素にチマチマと出会う。それにしても余韻が甘いな。そういう意味ではキレが足りん。ズバっと感がヌワイよ。　この流れで残りの「秀峰」を飲んでるんだけど〝やっぱコレでしょ感〟満載。この、縦に走るビターなズバっと感がオレが求める燗酒には必要なんだよね。そして再び「山廃雄町60」に戻ると、甘いのと、磨き60＆一回火入れが運んで来る、オレには邪魔なフローラルネスがある。前向きに捉えれば〝お洒落〟な酒質だとは思うんだけど、そーゆーのは日本酒に求めてヌワイです。所詮シャンパーニュには適わないもの。さて、moukan1973♀は、何を語るの de ショウカ。　1973チャレンジ！！！　♡☺♡「いいね。旨いじゃん。これ、高いでしょ？ やっぱ山廃ちゃんだから乳酸感。スッキリ系だよ。」　dಠಠb「3,630円。でも、ちょっと甘くね？」　♡☺♡「たしかに若干甘いかな。」　dಠಠb「熱い状態で何も考えずにグビっと飲むしかない。」── 2日目。　乳酸アロマは昨日よりシッカリだけど、実はそんなにイイ香りではありません──少し生臭い (笑) 。最初からアチチ燗です──まあまあかな。確かに山廃ライクな削げたストラクチャーで、スッキリ軽やかで、燗酒の状態でも透明感に出会います。昨日より甘さは気になりません。とにかくスッキリしてるので、熱いとドライに感じますが、縦のラインも昨日よりはズバっと勇ましくなって来たのでキレは悪くないです。ただ、飲んでて、さほど幸せな気分には浸れませんね。　生酒であれば、山廃ライクな軽さと透明感って有利に働くわけだけど──「山廃」を「複雑な味のするパンチのある酒」だと勘違いしてる輩は単に造りの下手な酒を飲んでるだけ──、火入れの熟成山廃を燗で飲む場合は、ホクホクした旨みが良くも悪くも削げちゃってるので、今のオレとしては少し物足りないかな。ココの酒はいろいろ飲んで来たけど、結局「麗峰」があれば全て済むという感じです。moukan1972♂ close

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