▲大勢のエキストラが必要な高森院長 (石坂浩二) の葬式シーンなどは当然省略して──せめて遺影に手を合わせるシーンくらいはどこかにカットインさせても良かったのではないか──スムースに新体制へと移行した『ドクターホワイト』「第9話」の視聴率は「11.4/13.0 (関東/関西) …… more 」→「10.1/11.2」→「10.4 (関東) 」→「7.5」→「8.1」→「8.4」→「7.8」→「8.1」→「8.4」と、誤差程度の微増。来週の最終回で全ての謎が解けるんだろうけど、なぜかあまり〝そこ〟に興味が沸かないし、そればかりか、直近2話は白夜 (浜辺美波) がほとんど笑わないのでオレの中での撮れ高が全く足りていない。［TVer見逃し配信「第9話」］［「最終回」60秒予告］［最終回直前！5分で復習！白夜の謎まとめ］　▼この二人は「第1話」の頃より少し太ったな。逆に瀧本美織は痩せた。　▼クランクイン頃 (2021年12月頃) の二人。明らかに顔の輪郭がシャープ。 「報徳娘 (ほうとくむすめ) 」は川西屋酒造店が「丹沢山」や「隆」を誕生させる以前にリリースしていた地場銘柄です。　一升瓶が2,486円というのも嬉しいですが、H27BYで、かつALC.14％まで加水されていて、それでこのオールドスクールな復刻ラベルですよ。もはや「買わない理由はヌワイ」ということで取り寄せました。元々はアル添だったらしいですが、今回は純米酒で復刻したようです。タンクで2年ほど熟成させてから瓶詰めし、その後は冷蔵貯蔵のようです。裏のラベルには「4年熟成しました」と書いてありますが、今は2022年なので、2016年の醸しなら6年熟成状態ですね。今回限りの「限定復刻」なので、売り切れ次第オシマイみたいです。　bottle size：1800ml【966】報徳娘 -ほうとくむすめ- 純米吟醸 ひとめぼれ 火入 2014 (H26BY) ＜神奈川＞合資会社 川西屋酒造店：kawanishiya.wixsite.comMoukan's tag：丹沢山通販サイト燗良し▪︎酒米/精米歩合：国産米/65％▪︎酵母：たぶん701号▪︎日本酒度/酸度/アミノ酸度：非公開▪︎ALC：14％▪︎処理：二回火入れの加水▪︎酒造年度/出荷日：2015BY (H27BY) /2022年3月▪︎管理状況：2022/3/9に到着後、室温で管理。▪︎試飲日時：2022年3月15日 (火) /1本目に開栓。▪︎Judgement：On My List / Not On My List［？］▪︎Grade：marvelous/excellent/good/insufficient/faulty/indeterminable［？］※On My Listの酒に「faulty (失敗している) 」はない。Not On My Listの酒に「marvelous (驚くべき) 」はない。On My Listの「good」とNot On My Listの「good」は同じではない。On My Listされた時点で当ブログの嗜好を満たすものとする。「indeterminable (判定不能) 」の酒は各Listに振り分けせず。※「Judgement」「Grade」内の単語は全てリンク済み。　立ち香──これまで飲んで来たココの酒の中では最も「701酵母」的なセメダインを感じる。分けたら〝オヤジ酒〟系ではあるけれど、これはオレが望んでいた香りなので問題ナシゴレン。それでも「丹沢山」に通じる米の甘みもあるので、安酒という感じはしないです。ALC.14％まで加水してるからなのか、H27BYの割りには熟香はそれほど感じません。ちょいホクホクとしたニュアンスがあるくらい。　グラスに注いで液面を動かすと──ちょい花粉症ですけど、鼻より目に来る方なので大丈夫です。さて、イイ感じにオヤジ酒っぽいセメダイン臭＆米感。色はH27BYの割りには別に黄色くヌワイです。　まずはJO (常温) から──最近すっかり春めいて来たので20℃以上はあるかな。　今まで飲んで来た「丹 “沢＆澤” 山」とは少しベクトルの異なる酒質ですね。米の甘みや旨みを重視するというよりは、オールドスクールなキレのある辛口に寄った造りになってます。ALC.14％なりの軽さ＆薄さは感じるのと、あとは、思ったより (味がしないという意味で) ドライかつ寡黙。まさに「報徳娘」というよりは「報徳娘の無口な父親」という感じ (笑) 。純米規格ということで、味わいとしては、7号酵母のマイルドな辛口本醸造をイメージして頂ければ。　これはJOはヌワイな。この温度帯だと「旨い・不味い」判断の土俵にすら上がれない。そうそう、スカーリ忘れてたけど、これH27BYなんだよな。それは全然感じない。別にどこかの名も無き通年商品の純米でもこんな感じの味わいはあるという意味では、特に熟成酒としての表情は垣間見えない。　いきなりアチチ燗で──900Wで25秒。　それでも引き続きドライだけど、酸が立つのと、薄っすら焦げみのあるビターな熟味がギュインと外に向かって張り出すので、食事には合いますね。これは「お燗」一択の酒。「燗冷まし」は柔らかな甘みがフワっと広がります。これはポジティヴな意味で言うけど、そのへんの赤ちょうちん (安い居酒屋) で飲んでる気分に浸れます。オレの勝手なイメージで昭和感満載の味わいなので、気持ちだけ1970年代にタイムスリップしたみたいな気分。地酒を飲むということは、家や店にいながら全国を旅することを可能にするわけだけど、こういうオールドスクールな酒を飲むと、心の中で時空を超えられるという悦がある。しかしALC.14％のくせに普通に酔うな (笑) 。　この流れで「麗峰」を飲むと旨過ぎて笑えるな。ま、値段も「＋1,000円以上 (3,740円) 」だし「阿波山田錦」だし、当然と言えば当然だけど、その1,000円をケチらない程度の金は持っていたいな──別に豪邸も贅沢な暮らしも要らないけれど。ただ、面白いもので、再びこの流れで「報徳娘」に戻ると、あ～ら不思議、味覚が「麗峰」との共通性を探すので、さっきより美味しく飲める。これがホントのマニアックな情報──「報徳娘」を、より美味しく飲みたいのなら、まずは「麗峰」を一杯飲んでから移行せよ。── 3日目。　まずは軽く「麗峰」で味覚を「丹澤山モード」に切り替えて、そこから頂きます。900Wで25秒です──やっぱ「麗峰」と比べるとドライで無口ですね。ま、軽いし、食事の邪魔をしないから便利だけど、しみじみ「旨いっ！」というのはヌワイです。The 酒。残り一合ちょいの「麗峰」は秘伝のタレとしてブレンドしちゃおうかな。　全体の15％くらい「麗峰」をブレンド (900Wで25秒) ──香りにクリーミイな甘みが・・・うん、ほとんど変わらん (笑) 。まあでも、気分的には前向きになれるか。しかしH27BYの面影が全くヌワイな。コレを飲んで6年熟成を感じれる人は相当な神舌だと思うわ。　正直、何でもない酒です。ただ、何となく飲んじゃう感じ。それでもジワジワと「麗峰」の面影と出会う瞬間もチラホラ。今日も昼間は暖かかったけど、夜は薄ら寒いので、まだまだ燗酒はイケますね。もはや「日本酒＝燗酒」なので、このまま夏になっても飲んでそうな気配。moukan1972♂ close

◤報徳娘 - 純米酒「復刻ラベル」火入 2015 (H27BY) ＜神奈川＞ #Okan