▲ステージ4の末期ガンなのに全く痩せる気配も見せず血色も良く、死ぬ直前まで──つうかさっきまで元気だったんだけど──振り絞るように声を出して皆と感動的な別れを高森院長 (石坂浩二) が果たした『ドクターホワイト』「第8話」の視聴率は「11.4/13.0 (関東/関西) 」→「1…… more 0.1/11.2」→「10.4 (関東) 」→「7.5」→「8.1」→「8.4」→「7.8」→「8.1」と、微増。いよいよ残り2回となって、白夜 (浜辺美波) の謎や怪しげな陰謀の真相が明らかになりつつあるのに、なぜか盛り上がる気配を一向に見せない (続きが気になって気になって仕方ないという気持ちに全くならない) のは、単に制作サイドの見せ方が下手なせいなのか白夜が森の精だからなのかプーチンがストレス太りしたせいなのか。［TVer見逃し配信「第8話」］［「第9話」60秒予告］　▼なんか今週は終始顔がムクんでたなあ。髪型も寝癖みたいに跳ねてるかと思えば、時系列的に連続した次のシーンで真っ直ぐに戻ってたりと、スタッフの細やかさも少し欠けてた。でも院長が死んで真壁外科部長 (小手伸也) が心を入れ替えて大活躍したからネットでは「神回」との声も。ブっちゃけ、オレとmoukan1973♀はステージ4の院長が死の間際でも全然痩せてない時点でギャグにしか見えなかったんだけど。。つうか、普通最後は昏睡状態になるから、別れの挨拶なんかできないよな。ま、そこはドラマですからリアリティを求めてはイケないんだろうけど。　まだまだあるところにはあるH26BYです。　これも2年以上タンクで熟成させた「澤」の方の「たんざわさん」です。いつ頃タンクから瓶に移したかは知りませんが、それなりに熟成香も熟味あったので、瓶熟期間もそこそこ長そうです。つうか、H26BYなので、搾ってから約7年も経ってますから、そりゃあ、どんな酒でも多少は熟します。　bottle size：1800ml【965】丹澤山 -たんざわさん- 純米吟醸 ひとめぼれ 火入 2014 (H26BY) ＜神奈川＞合資会社 川西屋酒造店：kawanishiya.wixsite.comMoukan's tag：丹沢山通販サイト燗良し熟成酒▪︎酒米/精米歩合：宮城県産 ひとめぼれ/55％▪︎酵母：701号▪︎日本酒度/酸度/アミノ酸度：＋5/1.4/─▪︎ALC：15％▪︎処理：二回火入れの加水▪︎酒造年度/出荷日：2014BY (H26BY) /2022年2月▪︎管理状況：2022/2/24に到着後、室温で管理。▪︎試飲日時：2022年3月8日 (火) になりたての深夜/1本目に開栓。▪︎Judgement：On My List / Not On My List［？］▪︎Grade：marvelous/excellent/good/insufficient/faulty/indeterminable［？］※On My Listの酒に「faulty (失敗している) 」はない。Not On My Listの酒に「marvelous (驚くべき) 」はない。On My Listの「good」とNot On My Listの「good」は同じではない。On My Listされた時点で当ブログの嗜好を満たすものとする。「indeterminable (判定不能) 」の酒は各Listに振り分けせず。※「Judgement」「Grade」内の単語は全てリンク済み。　立ち香──さすがにシッカリ熟してますねえ。これは〝先に進みたがる〟H26BYの特性だと思います。米を練り潰したような〝お餅感〟もあって、これは絶対に熱めの燗が旨いヤツですね。これまで飲んで来た「丹沢山/丹澤山」の中で一番熟成が進んでます。先日の「雄町70 H27BY　」はフルーティーですらあったけれど、これは全くフルーティーではありません。イイ感じの焦げみがあって、麦チョコなニュアンスもあります。　グラスに注いで液面を動かすと──五味の要素が更にギュインと力強く全方角に放たれます。色は薄っすら黄色いものの、濃いというほどではありません。　というわけDE、今週も『ドクターホワイト - 第8話』を復習しながら深夜の軽い味見です。　まずはJO (常温) から──20℃くらい。　余韻はビターだけど、アタックは意外に瑞々しい。全体には軽やかで、甘みがツルツルと滑った後には、まるで〝米を食べてるような〟旨みの肉が確かな量感を伴って口の中に広がります。正直「山田錦」とかのエリート酒米と比べると王道感や高級感はヌワイけれど──とはイエイ、産地によって「ひとめぼれ」は「山田錦」よりも高く取り引きされることもあるらしい──、これはこれで美味しいです。香りで取れたほど熟味も強烈ではありません。角が取れて五味が完全に調和してるので、疲れ知らずにクイクイ飲んでしまいます。　いきなりアチチ燗で──900Wで22秒。　割りとキリっとした辛口になるけれど、もちろん米の甘みもシッカリあります。やたら捌けが良く、これは飲み過ぎてしまうヤツだ。先日の「雄町70」よりも酒単体で旨い酒。H26BY的なスケール感もありますね。H27BYとは異なり、イイ意味で大らかで雄弁な酒です。磨き55ならではのツルツル＆スベスベ感もあるけれど、旨みもたっぷりあって、温めるとJOの時に感じたような余韻のビターさにも優しさが出て、全体に味が纏まりますね。数値以上に酸を感じるので、意外と「燗冷まし」は軽やかに酸っぱいです。　ヤヴァいな。これ、いつまでも飲んでいられる。熱めの燗にしても「麗峰 (山田錦) 」のようなホクホク感は出ず、酸に導かれたチュンとした凝縮感があって、かつ見晴らしの良い透明感もあり、そして当然ながら7年熟成の歴史もある。あああ、幸せ。この幸せを知らない「日本酒マニア」がほとんどなのか。あ、間違えた。連中は「生酒マニア」だった。ごめん、ごめん。── 2回目。　改めてJOで──ま、試しにね。　ま、ツルツルでキレイな液体パレットに7年熟成の茶っこい模様が品良く描かれているので、JOでも退屈はしないし普通以上には旨いけど、やっぱ「幸せ不足」です。つうか、昨晩より更にツルツルに感じるな。　やっぱりアチチ燗で──900Wで24秒。　ホクホク感は弱めで、とにかくツルツル＆スベスベで、甘みは水飴タイプ。でも、食事に合わせると縦のラインが強化されて、ズバっとキレ上がる。旨いです。幸せです。「麗峰」の方が旨いんだけど、これはこれで軽快でいいな。熱めの燗が好きな人は「澤」の方が嗜好にハマるでしょうね。生酒星人は両方ともスルーでいいと思います。　　1973チャレンジ！！！　♡☺♡「 (まずはJOで──) さっきまでワインを飲んでたこともあるけど、やっぱ日本酒は濃いねえ。『米っ！』って感じ。」　dಠಠb「そう？『麗峰』なんかに比べればツルツルだよ。磨きも55だし。どちらかと言えば軽快なタイプ。あっちはそれなりに濃醇旨口だもの。」　♡☺♡「温っためた方がいいね。温めた方が米感が引っ込むというか、スッキリする。全然イヤじゃない。美味しい。」　dಠಠb「磨き55なりの滑りの良さがあるからね。」　ストックしてる日本酒がなくなったので、再び「丹沢山/丹澤山」を4本ほど蔵元から取り寄せて、3本目の「麗峰 (山田錦) 」と飲み比べてみたけど、やっぱ「麗峰」の方が──色は薄いけど──味わいに厚みがあって、佇まいが凛々しいです。moukan1972♂ close

◤丹澤山 - 純米吟醸 ひとめぼれ 火入 2014 (H26BY) ＜神奈川＞ #Well-Cured/Okan