やっと太陽が顔を出してくれた昨日１０月１日（日）、「天の戸」の森谷杜氏から「亀の尾の稲刈りを午後からやります」という連絡をもらい、棚卸しで数字と格闘していた頭をリセットに田んぼにおじゃましました。 うちから車で３０分、野毛のたった独特の威容を放つ田んぼは目立ちます。（笑） …… more ここ数日の雨で、稲丈の長い亀の尾はほとんど倒れていましたが、茎も籾もピンピンしています。 「まだ少し青いところも残っているけれど、またいつ雨が降るかわからないし、稲にまだ力が残っているうちに刈ってしまおうと思った」と森谷杜氏。 籾の数も大きさも十分、稲丈は１５０ｃｍを優に超えています。 籾を運ぶ軽トラを運転して奥様登場。 またまたじいちゃんの作る野菜をいっぱいいただいてしまいました。いつもごちそうさまです。 下の写真、背後の木の上に、うっすらと鳥海山がたたずんでいるのがわかるでしょうか？ 逆光の中、鳥海山にこだわっていろいろトライしましたが、これが精一杯でした・・・ この二人、いっつもいい雰囲気ですわ 昨年まで「天の戸」で使用する亀の尾は、別の農家さんが栽培していましたが、長年亀の尾を造り続けてきた圃場が耕地整理で使えなくなったため、今年から森谷杜氏が自ら引き受けて１，５ha栽培することになりました。 昨日もおじゃましたとき、コンバインから降りてきた森谷杜氏が開口一番いったのが「いやぁ、金肥（化学肥料や配合肥料）を使わない、近代農法以前の品種の力はすごいもんです。」でした。 黒ボク土でしっかりと肥えた土壌、元々土の力のあるこの圃場では、稲丈はグングン伸びて水や肥料管理に敏感に反応していくようです。 来年も亀の尾を栽培することは確定なので、さらなる工夫と稲作りの原点回帰を覚悟していました。 この森谷杜氏の田んぼのすぐそばにある「佐藤茅葺店」さんが１１月５日（日）に「体験マルシェ＠横手　つぎなにつくろう！！」を開催します。 茅葺きを現代のものとして活かしていきながら、さまざまな伝統技術にふれていただけるイベントです。 樫食堂さんやデリカテッセン紅玉さんのお弁当、caffe' gita　さんなどの出店もあります。 ぜひ、おいでください。 close

天の戸・森谷杜氏の亀の尾の稲刈り