▲裏でスキージャンプ混合団体が熱い展開になっていた『ドクターホワイト』の「第4話」は前回同様ドラマオリジナルのエピソード。しかもオレの苦手なお涙頂戴の薄っぺらい人情小噺。大切な人が死ねば、そりゃ悲しいだろうよ。視聴率もガクンと落ちて「11.4/13.0 (関東/関西) 」→「1…… more 0.1/11.2」→「10.4/─」→「7.5/─」だったけど、絶好調の『ミステリと言う勿れ』も13.3％から10.0％まで落ちたので、まあ仕方ない。とはイエイ、もう二度と10％台に乗ることはなさそう。問題はいろいろあるけれど「白夜が天才に見えない」ことが一番の問題。「第1話」は良かったんだけど──話のフォーマットとしては「第1話」の展開が理想的なんだけど──、その後はダダ下がり。「第4話」に関しては佐久間先生 (高橋文哉) がメインの回だったので、あまり美波ちゃんも目立ってなかったし。その一方で『やがて海へと届く』の試写の評判がやたらイイので、今のところ公開館数が「81」だけど、頑張って欲しいところ。［TVer「第4話」］［「第5話」60秒予告］［『やがて海へと届く』30秒予告］　▼ようやくキネマ旬報あたりにも相手にされそうな作品に出演。21歳時の長澤まさみと比べれば早い段階でのこうした展開。　▼Googleで「神亀」を検索すると候補キーワードに「まずい」が出て来るんだけど (笑) 、まずいのは、むしろ熟成純米の燗酒を美味しく飲めないくせに日本酒マニアを名乗る、オマエの方じゃないのか？　これまた約7年ぶりくらいに飲みます、諏訪泉の阿波山田錦同様、純米ファンドの酒です。 「近年、主産地の兵庫県にも負けない高品質の山田錦として有名な徳島産の山田錦『阿波山田錦』を共同で買い付け、同じ精米歩合で全国各地の蔵元がお酒を仕込みます。山田錦買い付けの資金をミュージックセキュリティーズ社が募集する純米酒ファンドにより調達します。一口5万円、償還は3年後、美味しい純米酒に必要な時間を消費者のみなさんにも一緒にご負担して、楽しんでいただく試みです。出資者には、特典としてファンド期間中に対象のお酒が届きます」──ということで、神亀酒造のオンラインショップでは普通に買えますが (※現在品切れ中) 、酒屋で見かけることの少ない酒です。ファンドの返礼品なので、出資してる酒屋だけが手に取れるというわけです。　いつの間にかラベルがオレンジに変わってましたが (※右上の写真が旧ラベル) 、7年前に飲んだモノと同じコンセプトの商品になります。ちなみにコレ、税込で1800mlが3,960円するので、精米歩合60の火入れ加水酒としては、そこそこ高級です。　bottle size：1800ml【959】神亀 -しんかめ- 純米酒 阿波山田錦60 ORANGEラベル 2016BY (H28BY) ＜埼玉＞神亀酒造 株式会社：https://shinkame.co.jpMoukan's tag：神亀燗良し熟成酒▪︎酒米/精米歩合：徳島県産 阿波山田錦/60％▪︎酵母：協会9号？▪︎日本酒度/酸度/アミノ酸度：非公開▪︎ALC：15.5％▪︎処理：二回火入れ、加水。▪︎酒造年度/出荷日：2016BY (H28BY) /2021年11月▪︎管理状況：2022/1/31に購入後、室温で管理。▪︎試飲日時：2021年2月8日 (火) /1本目に開栓。▪︎Judgement：On My List / Not On My List［？］▪︎Grade：marvelous/excellent/good/insufficient/faulty/indeterminable［？］※On My Listの酒に「faulty (失敗している) 」はない。Not On My Listの酒に「marvelous (驚くべき) 」はない。On My Listの「good」とNot On My Listの「good」は同じではない。On My Listされた時点で当ブログの嗜好を満たすものとする。「indeterminable (判定不能) 」の酒は各Listに振り分けせず。※「Judgement」「Grade」内の単語は全てリンク済み。　立ち香──7年前に飲んだ時には日本酒初心者だったのでアンモニア系の熟香に面食らったわけだけど 、さて、今回はどうかな。うーん、アンモニア系の熟香はあまり感じないかな。むしろビターで土っぽい香り。そして、河原の流木や焼いた藁も (笑) 。お世辞にもイイ香りとは言えません。ふるうてえな生酒好きには正直キツい香りだと思います。でも、徐々にミルクチョコっぽいニュアンスも出て来ました。アンモニア系の熟香も徐々に。　グラスに注いで液面を動かすと──クセ強め。色はH28BYの割りには全然黄色くないなあ。ちょいドブっぽい澱んだ香りもあります。大丈夫なのか、コレ (笑) 。　とりあえずJO (常温) から──今は火曜になりたての深夜なので、軽い味見 (寝酒) です。　んー、米の甘みもあるけど、少しイヤな感じに苦いかな。でも不思議と重くはないな。中盤は苦いけど、余韻には山田錦ライクな伸びのある甘みも併走します。フィニッシュにはビターな焦げみが煙のようにボファっと。まあ、旨いか不味いかで言ったら「旨い」とは思います。なんだかんだで手の込んだ、ちゃんと造られた純米酒です。程良い酸もあるので、酒単体ではなく、食事と一緒に飲んだ方が酒が活きるでしょうね。　アチチ燗で──900Wで26秒。　いいね。おはぎ感が出て来た。まるで磨り潰した御飯みたい。クセのあった熟香もキャラ変して、一気に美味しそうな香りになってます。飲みます──キレのある辛口ではあるんだけど、ほんのりミルキーで柔和な味わいもあります。それでも先日の「丹澤山 阿波山田錦60」と比べると力強くドッシリした燗酒なので、ダラダラ飲みではなく、ちゃんと味を噛みしめて飲みたい感じですね。7年前に飲んだ印象とだいぶ異なるけど──実際に味筋も異なる──、これはこれでいいんじゃないかな。なんだかんだで「五百万石」よりは表情豊かです。　こりゃお燗一択だな。正直JOは──コレ言ったら負けだけど──飲みにくいです。燗にすると滑りも良く、ツルんと円やかな酒になります。旨い。最近じゃ海外でも日本酒ブームみたいだけど、ワイングラスでRS (冷酒) とか、真の意味で「日本酒文化」が海を渡ったと言えるのだろうか。ま、好きにやってよ。オレには関係ねえし。今夜はここまで。また24時間以内に飲みます。嗚呼、真冬の燗酒は幸せの酒ですな。この旨さを知らずにひたすら生酒ばかり飲んでる人って、本当に辛抱強いよね。滅多に当たりが引けないのに、それでも買い続ける。スゴい。── 本日2回目。　最初からアチチ燗です──もうJOはいいや。　辛口だし、純米酒ライクなザラっとした苦みもあるけど、まろやかミルキーな柔らかさも同時にあるんだよな。分けたら「山廃純米酒 BLACKラベル 2016BY」と同様にドライな味筋ではあるけれど、山田錦のポテンシャルなのかな、やっぱ甘みに伸びがあるので、決して寡黙な酒ではヌワイです。まあでも、評価は同じでも、個人的には「丹澤山 阿波山田錦60」の方が好きかな。ただね、この「神亀」は燗にすると滑りが抜群に良くなるので、昨晩もそうだけど、結果的にスイスイ飲んじゃう。　やっぱさあ、寒い冬の燗酒って、物理的に身体が暖まるのがイイよね。もちろん鍋だったりスープだったり、食事で暖まることもできるけど、何より〝酒で〟暖まれるというのがコイサーじゃない。もうオレ今、汗かいてるもん (笑) 。　昨日は酒単体で飲んだというのもあるけれど、今日は相対的には更にツルっと柔らかく感じるかな。元々はそこそこ濃醇な酒だとは思うけど、食中は意外と淡麗というか滑らかさが際立つ感じで、とにかく甘みも旨みもツルツルです。実は「神亀」って、定番の「純米 (五百万石60) 」を飲んだことないんだけど、もはや今更かな。「ひこ孫」もそうだけど、やっぱ「山田錦」で仕込んだ酒は王道感があって文句が出にくいですね。コレを買った酒屋にH26BY (2014BY) の「山廃純米酒 BLACKラベル (五百万石) 」があったから、それは買ってみてもいいけどな。　最後の一杯を酒単体で飲むと、ホットミルクココア感すらあるね。もう苦みは気にならない。旨いです。そうそう、さっき久々のKTR (きとら) から「篠峯」が届きました。ホシザキがワインでオッパイで一升瓶を立てて保管できないので、しばらくは納戸で暮らさせて、ワインが減ったら移して飲んでみます。生酒は久々。食事に合うかどうかは別にして、酔えるジュースとしてなら普通に飲めるとは思います。もはや生酒は食前酒か寝酒かという位置付けですね。食後に酒単体で生酒をグビグビ飲む人も割りと多いんだけど、本来的な日本酒の嗜み方ではヌワイよね。　1973チャレンジ！！！　♡☺♡「んんー、あああ。まあでも、やっぱイイな。さっき匂いを嗅いだ時に『うっ』と思ったけど (笑) 、温めたら問題ない。美味しいじゃないの。いいですね。好きですよ。アタシが言うのもなんだけど『貫禄』を感じる。」　dಠಠb「ちょいミルキーでしょ？ 牛乳まではいかないけど、ミルクココア的な。」　♡☺♡「わかる。ミルクココアね。カカオ的な風味ある。でも、ダラダラ飲んじゃう。酒単体でも全然イケる。なんかね、イイ意味で軽いのよ。中が『空洞』というか、滑りがいいから飲んじゃう。」　dಠಠb「そうなんだよね。熟成によるブーケは諸々あるんだけど、燗にするとツルツルになるから、一瞬『淡麗』かと感じてしまうこともある。」── 2日目。　♡☺♡「旨いね。いい酒。」　dಠಠb「おそらく『神亀』は燗酒向けの熟成純米としては生酒星人の間でも一番有名だろうけど、オレ的には『諏訪泉』の方が全然パンチ (インパクト) があると思う。色も全然黄色くないし、コレ、たぶん冷蔵熟成なんじゃないかなあ。『諏訪泉』は一部のハイスペック酒を除いて常温熟成だからね。ま、年間平均気温は低いみたいだけど。」　約7年ぶりに飲んだので、その間に蔵元の酒造りが洗練されたのか、それともオレの味覚が、より強い刺激を求めるようになったのか、そこは分からないけれど、以前に飲んだ時より、正直インパクトは弱いです。ただの無難でキレイな熟成純米という感じ。ただ、JO (常温) は少しクセが強いです。この冬、熟成純米の燗酒デビューをするなら「丹澤山 阿波山田錦60 麗峰」の方がオススメかな。もしくは「独楽蔵 無農薬山田錦 六十」あたり。これは伊勢丹新宿でも買えます。確か一升瓶だけかな。でも「4合瓶は1本あたり1合ほど損してる」わけだし、漢なら一升瓶でしょ。それに燗酒タイプの酒って、同じ酒でも飽きないよ。甘くてふるうてえな生酒は2杯で飽きるけど。moukan1972♂ close

◤神亀 - 純米酒 阿波山田錦60 ORANGEラベル 2016BY (H28BY) ＜埼玉＞ #Well-Cured/Okan