▲今回は「酒粕」ではなく「平杯」がオマケについて来た。酒粕が良かったんだけど、まだ新酒の仕込み時期なので、出揃ってないんでしょう。ミツカン『炒めにんにく醤油鍋つゆ』は勝手に熊本ラーメン系の味を想像してたんだけど、ニンニク強めの醤油ラーメンという感じです。エバラ『プチッと鍋 とん…… more こつしょうゆ鍋』をベースに隠し味的に「こなべっち」ヴァージョンを使うのがイイかな。　久々に蔵直で「諏訪泉」をお取り寄せしました。　本当は「五割」も一緒に同梱したかったんですが、そちらは完売だったので「七割」のみです。兵庫県西脇市の冨田ライス産の山田錦を使用した純米酒です。近所にある川岸牧場の牛 (神戸ビーフになる牛) に「山田錦」の藁を食べさせ、その糞でできた完熟堆肥を田んぼに入れ、さらに「諏訪泉」で出た米糠を川岸牧場が飼料として使って牛に食べさせるという、まさに「冨田ライス (山田錦) 、川岸牧場 (牛) 、諏訪泉 (酒) 」が渾然一体となった商品のようです。　DE、たった今、蔵元に電話したら──H26BYでした。マジかよ。チャキチャキした口調の元気なオバちゃんが「平成26年の秋に獲れたお米を使って翌年の1月に仕込みましたので約7年ほど熟成してますかねえ〜。なので味はシッカリ出てると思います〜」だと。物凄い事を随分と朗らかに言うじゃねえか (笑) 。　▲「熟成量」には「積算温度」という概念を取り入れてるようで、一部の高級ライン以外は「蔵内常温熟成」で、その際、トータルで「何℃分の気温を積算したか」で「熟成具合を数値化している」ようです。［詳細］　bottle size：1800ml【955】諏訪泉 -すわいずみ- 純米「冨田」七割 2014 (H26BY) ＜鳥取＞諏訪酒造 株式会社：http://suwaizumi.jpMoukan's tag：諏訪泉商品ページ燗良し熟成酒▪︎酒米/精米歩合：山田錦 (25％) 、玉栄 (75％) /50％▪︎酵母：協会9号？▪︎日本酒度/酸度/アミノ酸度：非公開▪︎ALC：16％▪︎処理：加水の二回火入れ▪︎酒造年度/出荷日：2014BY (H26BY) /2022年1月▪︎管理状況：2022/1/10に着、室温で管理。▪︎試飲日時：2022年1月12日 (水) / 1本目に開栓。▪︎Judgement：On My List / Not On My List［？］▪︎Grade：marvelous/excellent/good/insufficient/faulty/indeterminable［？］※On My Listの酒に「faulty (失敗している) 」はない。Not On My Listの酒に「marvelous (驚くべき) 」はない。On My Listの「good」とNot On My Listの「good」は同じではない。On My Listされた時点で当ブログの嗜好を満たすものとする。「indeterminable (判定不能) 」の酒は各Listに振り分けせず。※「Judgement」「Grade」内の単語は全てリンク済み。　立ち香──事前に「H26BY」であることを知ってしまったけど、電話は飲んでからするべきだったかな。まあいいや。比べると隣にある「満天星」の方が進んでるような気がするんだけど、コレも明日電話で確認してみるか (※H26BYでした) 。えーと、しっかり熟成してるけど、米の甘みが円やかで、むしろクセは今回の「満天星」よりヨワーメです。「お餅」とか「おはぎ」とか「団子」みたいなニュアンスの甘み。アンモニア系の熟香も少しあるけど、そこまで強くはないかな。もちろん熱めの燗が良さそうだけど、この感じだとJO (常温) でもスイスイ飲めそうな予感。ミルクチョコレートみたいなアロマもあって、なかなかにエエ香りですよ。香りだけなら「満天星」の方が古酒感があります。　グラスに注いで液面を動かすと──毎度の諏訪ビターなニュアンスもあるものの、山田錦だからなのか、そこまで漢らしい佇まいではありません。　まずはJOで──20℃くらい。　♡☺♡「わお。わおわおわお。芳醇。でもやっぱ、なかなかにブランデー感があるというか、それなりに熟してる。ただ、なんか、なぜか重さは感じない。キレイだと思う。温めた方が美味しそう。」　dಠಠb「思ったより酸っぱいな。確かHPの説明にもそう書いてあったような。この温度だとスリムというか、閉じてる感じなので、やっぱ熱めの燗がいいだろうね。」　♡☺♡「アタシは逆にそれがいいというか、広がりはないけど、シュっとしててドライでいい。H26BYだけど、そんなに年月が経ってるとは思えない。」」　dಠಠb「甘みが余韻の中でビヨぉ～んと伸びる感じは『山田錦』たる所以なのかな。ちなみに色は『満天星』の方が黄色いな。『満天星』の方が香りのクセはツヨーメだけど、さすがにJOは『満天星』の方がクリアかつシルキーで旨いな。」　♡☺♡「ホントだ・・・全然違う。」　dಠಠb「当然ながら『冨田70』は雑味というか、液体としての存在感がツヨーメで雄弁。」　熱めの燗で──600Wで30秒。　♡☺♡「ああ。香りはすごく立つけど、なんかアル感も同時に増すかな。アチチ燗より少し冷めた方がいいかな。ドライで好みな感じ。」　dಠಠb「ドライというかビターなんだよ。砂糖控えめのチョコレート (カカオ) というか。オレはアチチ燗でも問題ないけどな。やっぱ『諏訪泉』の燗は旨いな。」　♡☺♡「もうジジババは燗酒だよ。冷酒の生酒とか冬に飲む気しない──もはや夏もだけど。」　dಠಠb「確かにアチチ燗だとビシバシにドライだな。ある意味、山田さん家の錦くんがお隠れになるというか。でも、このムキムキっとした縦にズバっとキレ上がる燗酒、好きなんだよね。少し冷めると山田さん家の錦くんが顔を覗かせる感じかな。これはこれで旨いけど。」　『満天星』と燗で比較──。　dಠಠb「どっちが好き？」　♡☺♡「まあ、どっちも同じ方向の酒だからなあ。でも、常温は明らかに『満天星』の方が旨い。お燗はどっちがどっちというほどではないかな。」　dಠಠb「『満天星』は温めると熟味が増すというか、アタックはシルキーで相対的にはクリアだけど、藁を焼いたみたいなクセが出るんだよな (笑) 。まあ、どっちもどっちかな。そして『満天星』は1本目の方がフィネスがあったな。今回の瓶は少し育ち過ぎてしまったかも。同じヴィンテージかどうかはわからんけど。」　♡☺♡「まあ、それぞれ。同じ蔵の酒だし、磨きの差をどう感じるかだよね。味の濃いのが好きな人は『冨田70』だろうし、シルキーな酒が好きな人は『満天星』だろうし。」　── 2日目。　▲今のところ番宣では『ネプリーグ』が圧倒的に一番イイな。同じ日に放映された『グータンヌーボ２』は田中みな実の必死さ (強気キャラ作り) が痛いのと──密かに美波ちゃんのことを細かくリサーチ済みだった点は評価するけど──、美波ちゃんも余所行きの振る舞いでイマイチ。もっと酷かったのが『TOKIOカケル』で、謎の「みっちゃん呼び」が違和感しかなかったのと、森三中の大島のトークが不要なのと、全員でリコーダーを吹く時間が無駄だし全く面白くなかったし、とにかく台本が酷すぎた。あの番組は近いうちに終わるな。3人体制になって初めて見たけど、長瀬が抜けただけでここまでつまらなくなるのか。つうか、別に3人でやればいいじゃん。大島はマジで邪魔。［『ネプリーグ』TVer見逃し配信］［『グータンヌーボ』TVer見逃し配信］［『TOKIOカケル』TVer見逃し配信］　▼謎の「みっちゃん呼び」を発案した放送作家は表に出ろ。木村拓哉がゲストに出て「たっちゃん」と呼ばれるくらいの違和感。　あ、昨日より香りの中に「山田錦」を感じる。まずはJOから──やっぱ味気ないな。これは完全に燗向けの酒質だ。600Wで30秒でレンジ燗にすると、酒がバシっと直立しつつ、キレが増し、米の旨みもムキっと張り出す。割りと酸と辛みがシッカリしてるので、食事には合わせかな。燗冷ましは餅のようなネリっとした米の甘みが伸びて来ます。「ぬる燗」より熱めからスタートして勝手に冷めるパターンがいいです。「ぬる燗」は少し味気なく酸っぱいです。　ここ最近、何本か連続で「On My List - Good」を掴めてなかったので、久々にシックリ来る日本酒を飲んでます。今回の「満天星 (まんてんせい) 」は「2020年5月21日 (木) に飲んだ1本目」と香りと味わいが完全に異なるので、1本目がH25BYとかの別ヴィンテージだったのか、それとも同じH26BYが育ち過ぎてしまったのかは分からないけれど、経験的にH26BYは〝先に進みたがる〟ヴィンテージだったので、もしかしたら1本目は違うヴィンテージだった可能性もあります。つまり、H26BYは稀に見るグレイト・ヴィンテージだったけれど (特に若い生酒はハズレが少なかった) 、逆に長期熟成に向いていないとも言えるので。moukan1972♂＆moukan1973♀ close

◤諏訪泉 - 純米「冨田」七割 2014 (H26BY) ＜鳥取＞