▲皮肉にも週刊文春の記事の中で最速で明かされていた情報が正式に解禁。フジの月10なので『アバランチ』の後枠ですね。一応ティザービジュアルだけど、髪が長いので、おそらくポスター撮影ではなさそう。［公式HP］そして、遂に激レアのエバラ『プチッと鍋 とんこつしょうゆ鍋』を近所のスーパ…… more ーで発見 (初めて現物を見た) 。今季はこれまたレアな『濃厚みそ鍋」を未だ見つけられてない (※土曜に実家近くのスーパーで無事捕獲) 。Calbee『シンポテト アンチョビマヨ味』はバター風味が強くて好きじゃない。どこがアンチョビなのかもよく分からん。　▼この後『シン・仮面ライダー』のクランクインに合わせて髪を切ったので『ドクターホワイト』の頃には原作表紙くらいの感じになってるでしょう。本篇ビジュアルとは違う髪型で情報解禁したのは写真集の間接的な話題作りと思われ。　KJ──要潤のことでも川平慈英のことでもありません、勝鬨熟成 (かちどきじゅくせい) の略語です。　日本酒ファンなら知ってる＆買ったことのある人も多いであろう、 東京都中央区築地にある「酒の勝鬨」が自前で熟成させた「H22BY (2010) 」の純米酒です。ちなみに蔵出しは「2019年5月」なので、最初からそこそこ熟成させて出荷してます。つまり、酒の勝鬨が自前で追熟したのは2年くらいですかね。追熟に関する発想源はよく分かりませんが、とりあえず10年モノということで。　この「日下無双 (ひのしたむそう) 」という酒は、元々は山口の村重酒造の日下信次杜氏の名前を冠した銘柄だったんですが、彼はH30BYで退職したので、今は移籍先の天吹酒造から同じ名前でリリースされてます。「天吹 (あまぶき) 」は甘くて香る酒が多いし、西武池袋本店に来てた蔵人も生意気で好きではないので、そっちの「日下無双」が今どうなってるかは知りませんし、知ろうとする予定もありませんので、熱心な人は自分で調べて下さい。［参考］　bottle size：1800ml【939】日下無双 -ひのしたむそう- 純米80 協会八號酵母 KJ (勝鬨熟成) H22BY ＜山口＞村重酒造 株式会社：http://www.kinkan-kuromatsu.jpMoukan's tag：日下無双▪︎酒米/精米歩合：国産米/80％▪︎酵母：協会8号▪︎日本酒度/酸度/アミノ酸度：＋8.0/2.3/─▪︎ALC：16％▪︎処理：二回火入れの、 (多分) 加水。▪︎酒造年度/出荷日：2010BY (H22BY) /2019年5月▪︎管理状況：2021/10/22に着、室温で管理。▪︎試飲日時：2021年11月4日 (木) /1本目に開栓。▪︎Judgement：On My List / Not On My List［？］▪︎Grade：marvelous/excellent/good/insufficient/faulty/indeterminable［？］※On My Listの酒に「faulty (失敗している) 」はない。Not On My Listの酒に「marvelous (驚くべき) 」はない。On My Listの「good」とNot On My Listの「good」は同じではない。On My Listされた時点で当ブログの嗜好を満たすものとする。「indeterminable (判定不能) 」の酒は各Listに振り分けせず。※「Judgement」「Grade」内の単語は全てリンク済み。　▲ミツカン『こなべっち 炒めにんにく醤油鍋つゆ』は新商品なのかな。ちょい熊本ラーメン的なニュアンス有り。なんか最近のオレってば単なる「鍋素コレクター」になってるんだけど (笑) 。『地鶏昆布だし鍋つゆ』は見たことないな。見つけたら必ず買ってしまいそうだ。12inchシングルのジャケ (リミックス) 違いと同じで、ついつい集めてしまうクセが・・・。　▼Amazonで単行本が早速プレ値。　▼このビジュアルだと、ただの新人美人医師 (もしくは研修医) という感じで、原作の「白衣のみを纏った謎の美少女・白夜」という雰囲気ではないので、髪はショートで撮影するでしょうね。つまり、それで謎感を醸し出すと。　立ち香──香ばしビター系の熟成式。H22BY (2010) だから約10年かあ。思ってたより (長期熟成酒) としては普通。「普通」というのは、H27BY (2015) の「諏訪泉」の方がクセが強かったので、そういう意味で。酸は焦げみのあるブーケ (熟香) に隠れてるけど、輪郭線の太さは担保されてそう。この枯れ具合は嫌いじゃないな。味は想像できないけど、特に老ねてるとか、そういうニュアンスはヌワイです。　グラスに注いで液面を動かすと──ビターな焦げ系ブーケと共に琥珀なアンモニア系のそれも出て来た。なんかフワっとしたパウダリーなニュアンスも感じるけど、ちょっと熟成シャンパーニュ的なトースティーなアロマもある。色は流石に濃いです。ビタミン剤を飲んだ後のオシーコですね。　まずはJO (常温) で──なんか軽やかな気配。　いいっすね。濃醇で凝縮感があるものの、香りで感じたように速醸の割りに軽やか。酸は力強く、だがしかし、角は取れていて、厳しさはヌワイですね。全体の印象の中で「酸っぱい酒」だとは感じません。酸は堅牢な骨格を形成するために作用しているので、味の要素とは少し離れた位置で機能してます。完全に燗酒向きの味筋だとは思うけど、JOでも全然イケます。10年でコレかあ。スチルトン (イギリスのブルーチーズ) にも良く合います。　素直に旨いっす。磨き80だけど、全然重くないし、うるさくもないし、キャラは濃いけど、落ち着きのある味わいで、ダラダラ飲める佇まいがあります。　レンジ燗──600Wで30秒 (アチチめ) 。　琥珀カラーのアロマは円やかで柔らかい。さて、肝心の味わいだけど──ああ、特段に燗開きするわけでもないけど、ちゃんと旨いです。酸の集中力と余韻の焦げ感が増す方向での変化かな。燗冷ましの方が甘みに円みが出るので、オカワリは600Wで20秒 (ぬる燗) にしたけど、コッチの方がいいかも。ま、熱燗にしても、どうせすぐに冷めるから細かいことを気にする必要もないけどね。　正直「磨き80」や「8号酵母」が運んで来る個性や特性を満喫できる酒質ではないものの、イイ酒に共通する、ALC.度数を感じさせない軽さと滑らかさがあるので、単純に「良い酒」だと思います。数値 (日本酒度：＋8.0) ほどの辛みもないし、そこは流石「H22BY」という感じ。前回の「石鎚 晩酌 本醸造 H30BY」がイマイチだったので、3/4でマトモな酒が引けて純粋に安心しました。1800mlなので、気に入らない瓶だと最後まで寄り添うことが苦痛になるからね。オレが買って「残1」で、それが売り切れたのでもう買えないけど、もしも読者が先回りして買っていたとしたら、そこそこ楽しめるとは思います。── 2日目。　♡☺♡「色も香りも凄いけど、確かに飲むと軽いというか、思ってよりスッキリしてる。いいね。この独特の苦みがブルーチーズによく合う。カレーにも合いそう。」　dಠಠb「昨日より酸っぱく感じる。磨き80の8号酵母の10年熟成とか、属性だけでも孤高で稀有なので、多少は『当たり屋精神』で買いに走ったわけだけど、中身が普通にちゃんとした酒で良かった。JOでもお燗でもどっちもイケるけど、まあ、熱めにつけてダラダラ飲るのがいいのかな。」　2日目になって、徐々に「磨き80」や「8号酵母」が運んで来る個性や特性を満喫できる酒質になって来た。濃醇ではあるんだけど、不思議な軽さがあって、複雑みを有しつつも、なぜかエキスには透明感がある。そして、熟成純米のお燗とカレーとの相性はやはり抜群ですね。そしてますます、生酒への興味が失せて行く。そもそもアレを「日本酒」と呼んでいいのか？──とまで。2年、3年かかって完成する生酒もあるにはあるけれど、多くの蔵元はそれをヤラないっていう。自分で造った酒を〝最高の状態〟で飲んで欲しいという願いというか情熱はヌワイんでしょうか。いずれにせよ、文化としてはまだまだ未熟も未熟ですね──「飲み手もまた然り」ではあるけれど。moukan1972♂ close

◤日下無双 - 純米80 協会八號酵母 KJ (勝鬨熟成) H22BY ＜山口＞