▲なぜかテレ朝だけ単独取材 (※後日TBSでも取り上げた) 。夏か秋にドラマ、あるのか？ そしてにても北國新聞社はイイ仕事をした。売れるかどうかも分からぬ同郷の新人女優の連載を企画し、仕事の少ない時期もずっと止めずに続けて来た。なかなか売れず、子役時代は全国的には〝ほぼ〟無名。…… more 初めて世間に広く認知されるキッカケになった実写版『あの日見た花の名前を僕達は まだ知らない。』のめんま役でも美波ちゃんの子供時代を演じた谷花音の方が明らかに芝居が巧かったし売れてたけど、その彼女も今や・・・。そして美波ちゃんは『君の膵臓をたべたい』でブレイク。35億の女になった。売れる前の子役時代から続けたエッセイが売れてから出版される前例をオレは知らない。ま、売れたから書籍化できたわけだけど、そういう意味では2つの奇跡が重なったわけだ。1つは北國新聞社の英断 (粘り強い応援) 、もう1つは美波ちゃんが実際に売れたこと。芸能界なんて、売れずに消えて行くヤツがほとんど──あるいは、一時的に売れても知らぬ間に消えている。感慨深い。　▼地元「北國新聞」の広告。発売日に重版決定！ 現在ネットではどこも売り切れで重版待ち。　オレのオモチャ「穂積 生酒 2017 (H29BY) 」とも別れの時がやって来ました。　720mlでは3本の「marvelous」が出てますが、なぜか1800mlは「good」止まりです。どうも飲み口が重く、求めるべき透明感がヌワイことが高評価を与えることのできない最大の理由だけど、この5月で丸3年熟成になるので、ここらで開けておきます。これで我が家の日本酒ストックはR1BY/R2BYの「篠峯 Blanc 720ml」と「篠峯 伊勢錦うすにごり 1800ml」のみとなりました。昨日もワインが11本ほど届いたので、日本酒用冷蔵庫の設定温度を7℃にしてセラーから溢れた白はコッチで保管してます。つまり、日本酒を買っても保管するスペースがヌワイと。あと、マチダヤにはもう2年以上行ってないと思います。ぼちぼち暖かくなったので「群馬泉 山廃本醸造」を買いに行きたいのだけれど。　bottle size：1800ml【932】黒澤 -くろさわ- 生酛 純米 穂積 蔵付酵母仕込 蔵熟生酒 2017 (H29BY) ＜長野＞黒澤酒造 株式会社：http://www.kurosawa.bizMoukan's tag：黒澤生酛/山廃H29BY1本目2018/6/11H29BY2本目 (1800ml) 2018/8/3H29BY3本目 (marvelous) 2018/9/26H29BY4本目 (marvelous) 2019/4/28H29BY5本目 (1800ml) 2019/6/9H29BY6本目 (marvelous) 2020/3/31H27BYの1本目H27BYの2本目H27BYの3本目H28BY▪︎酒米/精米歩合：自社栽培ひとごこち/70％▪︎酵母：蔵付き酵母▪︎日本酒度/酸度/アミノ酸度：＋3/2.7/─ (※H30BY：＋4/1.9、H28BY：＋8/1.9、H27BY：−1/3.0) ▪︎ALC：16.5％▪︎処理：生酒 (たぶん加水) 。「蔵熟生酒」を謳ってるので、おそらく寒い時期に上槽してタンクで貯蔵、出荷直前に瓶詰め、それで「5月印」だと思われます。▪︎酒造年度/製造日/出荷日：H29BY/2018年5月/2018年10月(詰め日での記載は長野ルール) ▪︎管理状況：2018/12/30に購入後、ワインセラーや冬場の室温などを経て、この1年くらいは冷蔵管理。ここ数ヶ月は7℃設定。▪︎試飲日時：2021年3月30日 (火) /1本目に開栓。特に意識はしてなかったけど、6本目がちょうど1年前の「2020年3月31日 (火) 」でした。▪︎Judgement：On My List / Not On My List［？］▪︎Grade：marvelous/excellent/good/insufficient/faulty/indeterminable［？］※On My Listの酒に「faulty (失敗している) 」はない。Not On My Listの酒に「marvelous (驚くべき) 」はない。On My Listの「good」とNot On My Listの「good」は同じではない。On My Listされた時点で当ブログの嗜好を満たすものとする。「indeterminable (判定不能) 」の酒は各Listに振り分けせず。※「Judgement」「Grade」内の単語は全てリンク済み。　立ち香──なんかミネラリーだな。いきなり炒ったナッツやアーモンドのようなアロマが立ち上って、今のところ乳酸も果実もありません。それこそ石みたいなニュアンスの、鉱物感のある香り。ナンダコレ (笑) 。露骨な熟成香があるわではないので、老ねてはいないと思うけど、なんか想像を超えて独特。ラベルを見なければ「穂積」だとはオレでもわからない。今のところミネラル全面という感じで香りそのものは非常に穏やか。以前、平仮名の「くろさわ」にも落花生の皮のような香りがあったけど、それとは少しニュアンスが違う。　グラスに注いで液面を動かすと──ようやく「穂積」なアロマが。とはイエイ、ドライフルーツ系よりナッツ成分がツヨーメ。ただ、火入れの熟成純米系のナッツとは違うんだよな。変な言い方になるけど、もっと活き活きとした穀物感。色はそこまで黄色くもないけど、まあ薄っすら色は付いてます。　飲んでみる──8℃くらいです。　あ、酸っぱ。ニャカニャカ旨いじゃないか。余韻はミネラリーにナッツかつ長めで、まるで煙がゆっくり空気に雲散して行くようなニュアンス。うん、ちょっと苦いんだけど、まるで樽で熟成させた感じなので、ワイン飲みには許容で、むしろ淡麗な味筋の中に逞しい骨格を張り巡らせる。ま、日本酒としてはストレンジで面白い仕上がりにはなってるんじゃないでしょうか。おそらく多くの日本酒マニアは、この味わいを知らない。　ワインで言う「フュメ (fumé/煙) 」なニュアンスが強いので、ここは好き嫌いが分かれるところ。若い生酒特有の苦みとは性質の異なるモノなので、ここにミネラルを感じれるかどうかがこの酒に対する評価を変えるポイントにはなりそう。オレはそこそこ前向きな評価。手放しで「超旨い！」とは言えないけれど、これくらいの個性がないと、もはや日本酒を積極的に飲むモチベーションはないわけで、そういう意味では有意義な熟成生酒。　ワイングラス──。　ややフローラルでフルーティーな表情が出て来た。オイリーなエキス感もあります。温度は10℃を超えてると思うけど、含むと、グイ呑みよりジューシイですね。明日からはワイングラス一択という感じ。アタックは軟水仕込みらしい滑らかさで、中盤は肉付きの良い旨みが一瞬ズシリと、だがすぐに軽やかに広がって、内角をエグるような凝縮感を酸がサポートして、チョーキーな長い余韻を伴って静かにフィニッシュ。ワインの評価基準だと「貰えるものなら貰っておく」レベルだけど、日本酒としては得難く魅力的ではある。ただし、この酒の最高地点ではヌワイ。　レンジ燗──600Wで20秒。　更に酸っぱ。そして更に渋く苦い。これはナシゴレンだな。意外に焦げ焦げ (フュメ) な仕上がりになってしまったので、10℃前後をワイングラスでダラダラがベターかな。　ワイングラス戻し──。　まあ、こっちがベターか。でも、なんかアガんねえんだよなぁー。面白いというだけの変な酒を淡々と飲んでる感じ。一部の「あべ」の生酒よりは苦くないけれど、それでもそこそこな焦げみ (煙感) 。あーあ、シャンパン飲みてえな (飲めない) 。　この後、瓶を20回くらい縦に振って30分以上、栓をせずに室温で放置してから栓をして冷蔵庫に戻した。　1973チャレンジ！！！　♡☺♡「おおお、黒ちゃんの香り。どれどれ・・・なかなか旨いじゃないか。スタイリッシュ。日本酒だけに米感はスゴいけど、酸もあって旨い。これで3年熟成かあ。」　dಠಠb「なんか3時間前に飲んだ時より柑橘系のアロマが出て来たな。フュメな焦げみが相対的に後退して、さっきより綾瀬はるかにフルーティー。フランスワインで言うとロワールのソーヴィニヨンとかシュナン・ブランのような味筋だ。瑞々しい酸が溌剌と伸びて来て、液性にも透明感と抜け感が出て来た。ブランデーっぽい熟味もあるけど、クリアなジューシネスもある。いいな。」　♡☺♡「いや、旨いよ。ただ、食事と一緒に飲む気にはなれない。酒の個性が潜るというか、どちらかと言うと、食後とか寝酒とかに酒単体で飲みたい感じ。」　dಠಠb「僅か数時間でだいぶ纏まって来たな。明日はワインを飲むから、続きは『3日目』からか。こりゃ楽しみだ。最初に飲んだ感じだと『not on my list - excellent』という評価になるかと思ったけど、一気に『marvelous』圏内に入って来た。」── 3日目。　まあ、昨日も寝酒で飲んでますが──いきなりワイングラスでイキます。　この酒のピーク (最高地点＝全7本中の1位) ではないけれど、まあ美味しい──ようやく「面白い」から「美味しい」という印象に到達した。生酛だけあって、大和屋守口漬総本家の「チーズ味淋粕漬」にもよく合います。温度はRSゾーンとJOゾーンの中間 (12～15℃) くらいがいいかな。冷たいとミネラルが硬く感じるのと、少し温度が上がった方がバランス良くフルーティーになる。　何気に3本目の「スパルタ熟成」が印象深かったわけだけど (笑) 、まあ1800mlなんで、4年目、5年目を目指せそうな感じではあります。1800mlとしては過去最高だけど、720mlの完成品と比べると、まだまだ大人しいというか、インパクトは弱いです。とはイエイ、あくまでも「オレ基準」での話なので、普通のマニアさん──「マニアが普通でいいのか」という問題はとりあえず脇に置いておくとして──にとっては腰が抜けるほど個性的な生酛だとは思います。　寝酒──。　残り2合を切って少し薄っすらと濁って来た。どことなく「火落菌」ライクな乳酸フレイヴァーも感じるけれど、実際に飲めてるわけなので、たとえあったとしても「クセの一部」とは言えるだろうな。全面的にヤラれちゃったヤツは──飲んだことあるけど──マジで飲めないから (笑) 。　なんか日に日に酸っぱくなる感じ。乳酸キャンディーのニュアンスは皆無。透明感はほどほどだけど、これまでの2本の1800mlで感じた重さはなく、嚥下に対するノイズや引っ掛かりはなく、スイスイ飲めます。「蔵付き酵母」で仕込むので、毎年「数値」が荒れるわけだけど、これまでの経験上、日本酒度と酸度にある程度の開きのあるスペックは当たりのことが多い。オレの知る限り最高だった「2015 (H27BY) 」は「日本酒度：−1、酸度：3.0」だったし。今年も6月頃に出るのかな。酸度は最低でも「2.4」はないと、この酒のキャラは出ないと思います。moukan1972♂ close

◤黒澤 - 生酛 純米 穂積 蔵付酵母仕込 蔵熟生酒 2017 (H29BY) 7本目 1800ml！＜長野＞