▲京都きもの友禅の新作。画像クリックで元ネタ写真。［NEW WONDR 二十歳、新しい世界へ］　▲2000年8月生まれ。貫禄あり過ぎ。　▼2001年10月生まれ。そして、なぜか新作カタログの表紙が山之内すず。ふざけんな。　昨晩、moukan1973♀が「可もなく不可もなく」と言…… more った「山和」です。　実際、オレもそう思う。特に「旨い！」とも思わないし、その代わり「不味い！」とも思わない。じゃあ、なぜ買うか。その店のワインと同梱すると送料が無料になるから。＆他に同梱するべき酒がヌワイから。＆適当に飲む分には問題ナシゴレンの酒質だから。というわけDE、今回も焼き鳥の塩にベストマッチする「Domaine Raymond Dupont-Fahn (レイモン・デュポン・ファン) AOC Bourgogne Aligoté 2018」と三度目の同梱です。つまり、オレはこの店でこのワインを3回買ったということです。そして、その度に「山和」を同梱したと (笑) 。　▲別にオレはそうは感じなかったけど、キミがそう言うならそういうことでいいよ。　bottle size：1800ml【929】山和 -やまわ- 特別純米 蔵の華60 2019 (R1BY) ＜宮城＞株式会社 山和酒造店：https://miyagisake.jp/kuramoto/yamawa/ (宮城県酒造組合) Moukan's tag：山和▪︎酒米/精米歩合：蔵の華/60％▪︎酵母：宮城酵母？▪︎日本酒度/酸度/アミノ酸度：＋3/1.8/1.2▪︎ALC：15％▪︎処理：たぶん、加水の二回火入れ▪︎酒造年度/出荷日：2019BY (R1BY) /2020年12月▪︎管理状況：2021/2/19に着、室温で管理。▪︎試飲日時：2021年3月2日 (火) /1本目に開栓。▪︎Judgement：On My List / Not On My List［？］▪︎Grade：marvelous/excellent/good/insufficient/faulty/indeterminable［？］※On My Listの酒に「faulty (失敗している) 」はない。Not On My Listの酒に「marvelous (驚くべき) 」はない。On My Listの「good」とNot On My Listの「good」は同じではない。On My Listされた時点で当ブログの嗜好を満たすものとする。「indeterminable (判定不能) 」の酒は各Listに振り分けせず。※「Judgement」「Grade」内の単語は全てリンク済み。　立ち香──まずはJO (20℃くらい？) で確認して冷やすかどうか考えます。分けたら「純吟 美山錦50」寄りの香りだけど、やや布＆草のニュアンスがあるのと、ちょいミルキー。徐々に酸と結びついて乳酸ライクな表情に。ほんのりフルーティーで蜜っぽい甘みの出方なんかは「純吟」と似た感じ。バナナ成分は少なく、リンゴやマスカット系の甘酸。さすがにモダンというか、今のところオサレな特純ですね。　ちょい味見──「適温」探しの小旅行。　冷やすとザラザラと軋むように渋くなりそうな気がしないでもないけど、飲むまで1時間くらいあるから少し冷やしてみるかな。香りほど味は甘くもクドくなく、まあ、いつもの「山和」という感じ。別に飲める。相変わらず酸はキビキビ。　立ち香、再び──少し冷やしておいた。蜜っぽい甘みは奥に引っ込んで、布＆草っぽい軋みが相対的に前に出て来た。あと、バナナも少し顔を出して来たな。ま、全体には穏やかなアロマ出力ではあります。　飲んでみる──12～3℃かな？　良くも悪くも「オレを雄弁にさせる酒」ではヌワイけれど、その方が平和でいいんじゃない (笑) ？ 下手に不味いと言葉が汚く (真剣、正直) になるから。「山和」は、基本、酸度タカーメの設計なので、小ぶりながらチャキっと品良くフルーティー、かつそこそこモダンなので、平日のアンビエント酒としては好意的につき合えますね。先日の「光栄菊」とか、いちいち面倒臭えもん。　ただ、この温度だと食事には合わんな。甘い。JOは更に甘い。そうかと言ってRSで飲む気もしない──味気なく渋くなるだけから。　レンジ燗──500Wで30秒 (やや熱め) 。　米の甘い香りがグンと膨らんで来た。しかし含むと甘みはさほど感じず、旨みがバシっと広がる。渋酸の輪郭も増すんだけど、食中なら間違いなく燗酒だ。寡黙な酒質になってしまうけれど、今のオレにはそれで十分。燗冷ましは布＆草が増す (笑) 。　正直、日本の標準的な (和食寄りの) 家庭料理であれば、かの「松竹梅 上撰」の方が合う (笑) 。もしもこの酒をRSで〝一合出し〟してる高級和食店とかが港区や千代田区にあったら、悪いけど、笑っちゃう。お燗にしないと食事には甘い。熱めの燗が一番シックリ来る。酒単体──寝酒とか？──で飲むならJOやRSでも問題ナシゴレンだけど、食中は熱めのお燗一択。　寝酒──JOです。　特に旨くもヌワイけど、なんだかんだで飲んじゃうな。そういう意味では飲み心地そのものは良いというわけか。それなりの酸度がチャキっとした小ぶりのジューシネスを形成するのと、まあ、酒単体ならこの程度の甘みは許容。もちろん、普通の日本酒に比べたら酸っぱい方だし。火入れの加水酒だから疲れ知らずにクイクイ飲める。── 2日目。　昨日より甘やかにフルーティーだな。白桃っぽい甘やかさも出て来た。そして含むと、最後は少し渋いんだけど、酸に象られた、イイ感じの球形感が出て来た。この「酒自体が食を求めていく」かどうかは別として、食事に合わせず酒単体で飲む分にはJOでも、まあまあですね。軽いし、チャキっと小ぶりなサイズ感で飲み心地は良いし。リピートはしないけど、買って損した──「光栄菊」のように──とは思わない。それにアッチの720mlよりコッチの1800mlの方が安いし (笑) 。　これで「山和」は3本目だけど、今回の「特純」が一番使い勝手がいいかな。造った本人が何を感じたのかは知らないけれど、少なくとも「燗純米 ひとめぼれ60」よりもコッチの燗の方が旨い。moukan1972♂ close

◤山和 - 特別純米 蔵の華60 2019 (R1BY) ＜宮城＞