緑川です。  雪洞貯蔵で寝かされたものですね。  そんな今日は、例の知多のシラスでシラス丼にしてみたのですが・・・。  この卵！！  初卵ってご存知でしょうか？  若い牝鶏が初めて…… more 産む卵のことです。昔から一部の食通さんから美味いと評判の話です。  実はン十年前から、『美味しんぼ』で知ってはいたんです。たしか１５巻ぐらいで、「卵黄の味噌漬け」のくだりでこの初卵ってのが出てきます。もちろん迷信めいたものではありますが、その中で主人公のライバル的立場であり、父親である海原雄山のセリフ。「人間はどうやって初卵を手に入れるか…鶏を飼っている人間が、一羽一羽の鶏をずっと注意深く見守っていなければ出来ない事だ。それほど注意深く育てられてきた鶏の卵は、初卵であろうとなかろうとその中味は素晴らしいに決まっている。完璧な健康状態にあるようにと見守られ続けて来た鶏の産んだ卵なのだからな！」ははん！？て、思いません？で、実際小ぶりなのに殻がゴッツいの。味はといえば、もちろんちょー美味い！もーヨー〇卵「〇」なんて目じゃない。卵だけのために買いにいくわぁ・・・。 さて、緑川の雪洞貯蔵。これも正直迷信めいたところが無きにしも非ず・・・と、思ってたんですが・・・。だって、冷蔵庫でいいじゃない？て、思うでしょ？でも、実際飲んでみると、ん？と、思うところはあった。「柔らかい・・・。」フレッシュ感はあるのに熟成されたような、しかしなめらか・・・。シルキーって表現がいいかも。正直、先入観？とも思いましたが、よく考えれば、雪洞貯蔵って冷蔵庫とは雲泥の差。その差って多分音だと思う。一般家庭ならコンプレッサー。業務用だったらファンの音。よくクラシック音楽を・・・なんて話もありますが、そーゆー意味じゃなくて、音ってのはつまり振動ってことです。業務用の冷蔵庫って、ファンだけの音なのか、「ブオォォォ・・・。」って、結構大きな音がずっとしてるんですよね。あれって振動を与え続けていることにほかならない。雪の中なら音は皆無。一切の振動も温度変化もない環境で寝かされて熟成されたお酒・・・。 ちょっと興味出ましたぁ？  特別美味いかどうかはまた別の話ですけどね。にほんブログ村  いや、ふつーに美味かったですけど。  close

緑川　雪洞貯蔵酒　『縁』