「自分で造ったお酒が、家に届く、店舗で飲める」をコンセプトにしたプロジェクト「KURAND酒造り体験ツアー2018」の第五弾「宝山酒造酒造り体験2017」を、2018年3月31日（土）-4月1日(日)に、新潟・宝山酒造で実施しました。今回はその酒造り体験の様子をお伝えしたいと思い…… more ます！ 第一回の様子はコチラから 第二回の様子はコチラから 第三回の様子はコチラから 第四回の様子はコチラから まずは、「KURAND酒造り体験ツアー2018」とはどんなプロジェクトなのか、今回の「宝山酒造酒造り体験2017」の概要から紹介しましょう。 「KURAND酒造り体験ツアー2018」とは？ 「KURAND酒造り体験ツアー2018」とは、秋に米の収穫体験、冬には秋に収穫した米を使用した酒造り体験など、通年を通した体験プログラムの一貫として実施するプロジェクトです。 実際に田植え・収穫・酒造りを行う「体験」を通じ、自分たちの手で「新しい日本酒造り」に携わることで、日本酒の新しい価値を創造していただけます。 また、KURANDでは今後、米作りは地元の農家から、酒造りは蔵元から、こうした日本酒で繋がる地元の方々との交流を通して、地方の魅力も発信していきたいと考えています！ 「KURAND酒造り体験ツアー2018」の詳細はコチラ 「宝山酒造酒造り体験2018」とは？ 「酒を売る犬 酒を造る猫」で注目の新潟・宝山酒造で、日本酒造りの重要な過程の、麹造りや醪仕込みなど、日本酒好き必見の酒造り体験ができるツアーです。 　 酒処新潟の風情あふれる酒蔵で、なかなかできない貴重な酒造り体験を行いました。 「酒を売る犬 酒を造る猫」詳細はコチラ 宝山酒造とは？ 宝山酒造は、明治18年創業の新潟の小さな酒蔵です。大量生産はせず、杜氏始め三人の蔵人が冬場極寒の越後の地で、一冬楽しく人の和をモットーに一滴一滴を大切に醸しています。 　 新潟県が開発した吟醸米「越淡麗」を、蔵の裏の田んぼで社員が栽培しています。今年の仕込みより、県外の酒蔵で造りの修行を終えた若き次期5代目の渡辺桂太氏が蔵の仕込みに入り、78歳の青柳杜氏の技を継承します。 酒造り体験レポート 午後4:30に宝山酒造に集合です。もう四月なのでこの時間でも暖かいですね！ 今回は「酒を売る犬 酒を造る猫」のモデルのお二人、若松さん（犬）と渡辺さん（猫）と参加者9名でスタートしました。 早速酒造見学スタート！ 製作中の日本酒が貯蔵されているタンクです。かなり大きいですね！ 初めて見る酒造の内部に、みなさん興味津々でした。 蒸し米の熱が伝わってくる！ 懇親会 見学のあとは地元の人気レストラン「岩室 小鍛冶屋」で懇親会が開催されました。 地元の食材を使った料理と宝山酒造のお酒のペアリングを楽しみます。 参加者にはKURAND CLUB会員の方も多く、犬猫の話やKURAND SAKE MARKETの話で非常に盛り上がり、美味しい料理と美味しいお酒、犬猫のお二人の楽しいトークで懇親会は常時和やかな雰囲気でした。 明日の作業に備えて就寝 翌日朝、ついに酒造り体験開始！ まずは酒造の方から注意や説明を聞きます。みなさん集中して聞いていました。楽しみですね！ 酒粕剥がし 上の写真の機械は「ヤブタ」と呼ばれる圧搾機です。この機械の中に醪を流し込み、両側から圧力を加えることで酒を絞り出します。 今回は酒粕剥がしという、ヤブタで搾った後袋に残った酒粕を剥がす作業を体験しました。 めちゃめちゃ大きい機械です！みなさん興味津々です。 剥がす作業は癖になりました。搾りたての酒粕の香りがプンプンしてきます。 こうして剥いだ酒粕を20㎏づつ袋に詰めて重さを計ります。 　 この作業はけっこうな重労働で、蔵人の間では嫌がられる作業なのですが、参加者の方々の中にははまってしまった、ずっとやっていたいという声もありました。 合間に利き酒 体を動かした後の日本酒は格別ですね…！ 　 同じ酒造の日本酒でも造り方の違いによって味が大分変わってきます。 仕込み作業 次は日本酒の仕込み作業です。日本酒は三段仕込みと呼ばれる手法で仕込むのですが、今日はその中でも最も仕込む量の多い「留添」と呼ばれる作業を行いました。 ※日本酒では醪を作る際、添仕込み(そえじこみ)、仲仕込み(なかじこみ)、留仕込み(とめじこみ)と3度に分けて、水・麹・蒸し米をタンクに入れていきます。このことを三段仕込みと言います。 今回は蒸しあがった蒸米を運ぶチームと、お米を投入されたタンクに櫂を入れる櫂入れチームに分かれ作業を行いました。 お米を運ぶチームは5~10㎏程度の蒸米を布に包み担ぎ上げ、タンクまで運び、そのまま投入します。 　 200㎏以上のお米を繰り返し運ぶのですが、皆さんとても大切そうに蒸米を運んでおられました。 一方、櫂入れチームはタンクに入れた蒸米をかき混ぜる作業を行います。 水に対して蒸米が少ないうちは良いのですが、だんだんと蒸米が増えてくるとかなりの重労働。慣れるまでは体に力が入りなかなかうまくかき混ぜることができません。 　 「酒づくりがなぜ重労働と呼ばれるかわかった」とおっしゃる会員様も多くいらっしゃり、酒づくりの大変さを実感されていました。 「留添」の作業が終わったのが11時30頃。 　 約1時間、しっかり仕込み作業を体験していただき今回の仕込体験は終了となりました。 最後に記念撮影！ 最後には酒蔵の門の前でみんなで記念撮影。 　 短い時間でしたがご満足いただけたのではないでしょうか。宝山酒造の皆様、二日間本当にありがとうございました！ 　 KURANDでは今後も現場に近い酒造り体験ができるツアーの企画を予定しています。実施が決定次第、ホームページやSNSでお知らせしますので、是非チェックしてみてください！ 今回のつくり体験で仕込んだお酒は6月のKURAND CLUBで会員様にお届けする予定です。是非楽しみにしていてください！！ close

「酒粕剥ぎ」や「仕込」などの酒造り作業を体験！新潟県・宝山酒造の酒造り体験レポート