去年愛山飲んでよかったので今年も。正直そんなに熱心に風の森を飲んでいるわけではないので、最近のわかんない。いささかフラワリーなイメージのお酒が増えてきて、昔の果実丸かじり感が薄れてるのは残念だけど。それも今のんだらどう感じるかってのはわからないですからね。今ので売れてるんだから、…… more それが市場の好みというか方向性というかなんでしょう。あとは商品によってドライなものとかも出して、バリエーションつけてる感じはあります。なんかおすすめの商品あったら教えてください。えー愛山80。若駒と磨きは多少違いますが、ほぼ同様のスペックで師弟対決。真中採りということで、いわゆる中取り部分。ガス圧強いんで気を付けて、というお話を酒屋さんから聞いております。かなりクリアーなマスカットですね、立ち香は。若駒よりはやや洗練されたというか、細めですが、似たところもかなり感じます。かーなりドライだな。蔵元の好みなのか、こういうのが売れるのか。酸はあるけど、強いなって感じはしない。程よい甘み、やや硬めのエキスっぽさ。似てるのよね～。ただそっかたガスがガチっと効いて、かなりドライ。甘さはあるけど、それをぶわっと苦いくらい、粉っぽいくらいミネラルが立って切れるというスタイル。昔より洗練されているというか、シティであばーんなスタイルというか。そこにおっ、これが日本酒かっと思うところはあると思う。一方で好みかといわれると、これはそんなに……という感じ。うーんソリッドすぎて、苦い、硬い。こういう果実がジューシーじゃなくて、都会的でソリッドに、ちょこっとオシャレに刈るというような味わいなら。もっと磨けば？と素直に思う。香り。うーん少し粉っぽく低精白のぶんバナナもあるが、甘いやつじゃないな。そこに白ブドウマスカット。んでもってフラワリー。なんかチグハグ。ケミカルなような、砂っぽいような。その辺が翻って、強いガスの苦味と、エキスっぽさとリンクして。多少重いのは許容範囲だけど、シュガーな甘みも重さにつながるというかイマイチこうまとまってこない。もう少し磨いて、ガスが少なくなってきたほうが楽しいお酒になるはず。これだと子供だましというか。磨き80！！とか、香りとかガスでこれが日本酒！！という感想は出てきても。舌の肥えた層が良い！とはならない。子供だましのお酒。やっぱチグハグなんだよなあ。白ブドウの香り、酸味は出てくるんだけど。それを楽しませるしちゃエキスっぽいし重いし苦い。苦いんだよなあ。少しガスが抜けることに期待します。若駒だって苦いんだけど、ガスがないし、柔らかいタッチがつないでるんですよね。あとはフレーバー。フレーバーって言うと着香っぽいからアロマか。多彩で、アロマ単体で楽しませてくれるのが若駒。あれは良いわ、カプの飽き飽きしてるのとは違うけど、重層的で多彩。これはちょっと嫌なんだよね。ハマらんなあ。面白いけど、作品としては失敗作かな、今年は。 close

風の森 愛山80 純米真中採り 29BY