▲物静かな佇まいと穏やかな語り口が印象的な鈴木大介氏は我々と同世代 (2016年07月25日の時点で43歳) 。元々は福島の酒蔵だったが、東日本大震災で全てを失い、今は山形県長井市で再出発を遂げている。［参考1］［参考2］　bottle size：720ml【530】磐城壽 -…… more いわきことぶき- 山廃 純米大吟醸 雄町 1年半熟成 (二夏越え) 27BY ＜山形＞株式会社 鈴木酒造店：http://www.iw-kotobuki.co.jpMoukan's tag：磐城壽山廃/生酛▪︎酒米/精米歩合：岡山県産 雄町/45％▪︎酵母：協会9号▪︎日本酒度/酸度/アミノ酸度：±0/1.4/─ (※過去BYのDATAの可能性アリ) ▪︎ALC：16.2％▪︎処理：二回火入れ、原酒▪︎酒造年度/出荷日：H27BY/2017年10月 (二夏越え) ▪︎管理状況：2017/12/2着、ベランダ (0-10℃) で管理。▪︎試飲日時：2018年2月4日 (日) /長陽福娘の次に開栓。▪︎特記事項：蔵元が0℃で1年半ほど熟成させてから出荷。▪︎蔵元のコメント：「山廃仕込みのリッチでインパクトのあるタッチに圧倒的な味の密度と余韻を持つ純米大吟醸酒です。熟成感とそれに相応しい枯れた味わいを大切にした伝統的な酒の美意識を第一としています。ほのかな吟醸香が清々しく緻密な味へと繋がっていく、懐の深さを感じさせてくれるお酒です。」▪︎Judgement：On List / Not On List［？］▪︎Grade：marvelous/excellent/good/unsufficient/faulty/undeterminable［？］※On Listの酒に「faulty (失敗している) 」はない。Not On Listの酒に「marvelous (驚くべき) 」はない。On Listの「good」とNot On Listの「good」は同じではない。On Listされた時点で当ブログの嗜好を満たすものとする。「undeterminable (判定不能) 」の酒は各Listに振り分けせず。※「Judgement」「Grade」内の単語は全てリンク済み。　立ち香──まあ、イイ感じの麗しさ。ほんのり清楚な吟醸香と甘やかさ。奥から枯れたタッチの熟香。酸ファイヤーはなさそう。　♡☺♡「米感、パネえ。たしかにお燗が良さそう」　つうか、やや泡盛臭キテます。これを熟香/熟味とは言わせない。オレの中では完全にドブ香です。　♡☺♡「薄っすい。だったら神亀の方がいいよ」　dಠಠb「せっかく〝カレー with お燗の火入れ純米〟で決めようと思ったのに、なんか薄っすら甘いのはいいとして、酸も頼りなさげだし、何より、これは老ねてると言っていいレベルの雑味。雄町の45でこれはない」　♡☺♡「黒ちゃん、旨い！」　dಠಠb「つうか、こっちは蔵内常温で二夏越えてるんだぜ？ 火入れの0℃管理でアレはないわ。しかも黒澤は実質的には3年モノ。10日以上前に開けて残り3合を切ってるのに全くヘタれないという、この強さ。必ずしも『強さ＝正義』ではないが、火入れの熟成純米に関しては『強さ』が『正義』にとっての必須項目にはなる」　♡☺♡「カレー＆お燗、久しぶり。合うよねえ〜」　dಠಠb「一応、明日も磐城壽は呑むけど、たぶんダメだな」── 2日目。　やはり、ダメだな。ドブ、磯、泡盛。酒うんぬんより、商品コンセプトとして初めから熟成を前提としているのだから、それに耐えられない酒が出来てしまった時点で何かの失敗だろう。なので、これを「判定不能」には振らない。しかし蔵元も酒屋もちゃんと味見してるのか？　確かに「熟味」と「老ね」は紙一重だが──それを「旨い！」と言えば「熟味」だし、それを「不味い！」と言えば「老ね」なので、どこからがOKでどこからがNGなのかは飲み手の嗜好にも因るわけだが、少なくともオレは、このドブのような、磯のような香りがあることでその酒が更なる高みに到達するとは思わない。しかもこれ、720mlが2,700円 (税込) だぜ？　ないない。moukan1972♂＆moukan1973♀ close

◤磐城壽 - 山廃 純米大吟醸 雄町 1年半熟成 (二夏越え) 27BY ＜山形＞