浜辺美波、ドラマ『賭ケグルイ』で主演中！　▲ペヤングの春雨ヴァージョン「ピーヤング」はクワナリの地雷。決して買ってはいけない。道端に落ちてれば試しに拾ってみてもいいが・・・。　毎度アクセスありがとうございます。　ちょっと紹介が遅れましたが、滋賀県大津市の「中町商店街」というアー…… more ケード街の中にある蔵元「平井商店」が醸す浅茅生 (あさぢを) の新酒第一弾「熊蟄穴 (くまあなにこもる) 」です。もはや日本酒マニアに対してイキナリ「読み方の洗礼」を浴びせて来ますが (笑) 、今回は「なんか珍しめの同梱酒ないかなあ〜」と思って適当に選んでみたので、事前の情報は何も知りません。もちろん、飲んだこともなければ、聞いたこともない銘柄です。　▲どうやらここで造ってるらしい。　使用米は飯米 (うるち米) の「みずかがみ」で収穫時期が8月末と早生なので、新酒の仕込みには都合がいい。確かにサラブレッドな酒米とは少し違った味がしたよ。つうか、オレの中では完全にドライでシャープな自然酒という感じ (笑) 。　なんか見るからに──実際の扱いも若干──田舎の御土産酒的な銘柄だけど、味わいにちょっと魅せられる要素もあり、モダンだとも洗練されてるとも思わないものの、そこそこ「地酒的秘境感 (家にいながら全国漫遊気分) 」を堪能できるので、決して何かの勝負酒にはならないが、仲間との持ち寄り日本酒会におけるダークホースとしての威力は十分にある──ガス強めなので、電車で揺られた場合は少し休ませた方がいいが。　▲ガスはそこそこ強め。オリが少ないので終始「上澄みハント」してる気分。　bottle size：720ml【528】浅芽生 -あさぢを- 一番しぼり 純米吟醸 無濾過生原酒 熊蟄穴 (くまあなにこもる) 29BY ＜滋賀＞有限会社 平井商店：※現在HPは工事中。Moukan's tag：浅芽生サンテックによる蔵紹介参考記事1参考記事2フレッシュ＆ジューシーシュワシュワドライ▪︎酒米/精米歩合：滋賀県大津市産 みずかがみ/60％▪︎酵母：非公開▪︎日本酒度/酸度/アミノ酸度：非公開▪︎ALC：17％▪︎処理：無濾過生原酒▪︎酒造年度/出荷日：H29BY/2017年12月▪︎管理状況：2018/1/16に着、3℃で管理。▪︎試飲日時：2018年1月31日 (水) /4本目として福祝の次に開栓▪︎Judgement：On List / Not On List［？］▪︎Grade：marvelous/excellent/good/unsufficient/faulty/undeterminable［？］※On Listの酒に「faulty (失敗している) 」はない。Not On Listの酒に「marvelous (驚くべき) 」はない。On Listの「good」とNot On Listの「good」は同じではない。On Listされた時点で当ブログの嗜好を満たすものとする。「undeterminable (判定不能) 」の酒は各Listに振り分けせず。※「Judgement」「Grade」内の単語は全てリンク済み。　立ち香──つうか、自然酒 (笑) ？ まるで綿飴。穀物ライクなハチミツ感というか、炒ったザラメというか。遅れて少しの華やかパート。ガスはそこそこありそう。　特に期待はしていないが──。　悪くない──けど、ほんのり木香ある。そこそこカチっとギシっと硬質な液性。ガスは強め。少なくとも「萩の鶴 別撰」よりはいい。そこそこドライで何の味がするのかよくわからんけど、軋みの中に果実の幻影を感じつつ、キュっと引き締まったジューシネスに宿る渋酸はそこそこビビッドな光彩を放ちながら嚥下の最終ラインを颯爽と走り抜ける。　うん、熊は熊でも〝縫いぐるみ〟ではなく〝スワロフスキー (ガラス細工) 〟の熊ですね。まあまあいいですよ。よかった。篠峯的なシャープネスにも出会えるし、これはmoukan1973♀も好き系じゃないかな。　奥で穀物ライクな──綿飴のような甘みの輪郭に出会う (笑) 。そこそこ硬水系のテクスチャーもありつつ、嚥下はスムースで無駄がない。あくまでも日本酒として日本酒であろうとしている、少し地酒的秘境感のあるワイルドなお米サイダー。ある意味〝果実感〟抜きでここまでジューシイなタッチを出してるあたりが得難い。　いいですね。少なくとも地元を離れればマイナーな銘柄だろうけど「期待薄で同梱した結果これが一番旨かった」となる可能性がそこそこ高い佳酒。少し温度が上がると、甘露飴のような甘みとポヨみ──だけどガスとミネラルの波状攻撃で液性そのものがギシギシ＆ガシガシなギザギザしたテクスチャーなのでシャキっとキレ良く飲める。　ここでサクっと連続スピード味クラーヴェ──。 「萩の鶴」──クドい。「福祝」──オレにとっては飲めるというだけの代物。「櫛羅」──ジューシイな干物。「熊」──「櫛羅」に寄る。　これはまさに自然酒が不自然なまでに自然になった穀物ジューシイな米サイダー。過激な都会人にとっては格段のモダニティも洗練も感じないが、やや不意打ち気味にハっとする田舎のモダン純米であることは否定しない。ある意味「最強の同梱酒」と言えるでしょう。　オレに「弥栄鶴 祝蔵舞」を薦めた彼はコレを差し出しておけばデカい手柄を得られたのになあ (笑) 。地元のサンテッカーにオレが逆推薦をカマす結果になってしまったが、こうした皮肉もまた、人生においては掛け替えのない面白要素なのだから、大いに楽しんでくれたまえ。── 2日目。　やっぱ綿飴ライクに甘露なラムネという感じよ。　なんか木香っぽい──樽っぽい感じもあるんだけど、強めのガス感と相まって、まるでウイスキーハイボール的な〝艶〟の幻影に出会いつつ、コアには力強い凝縮感。果実はないけど、ドライでギザギザなテクスチャーと、上滑りライトに甘露ライクなテロっと感とのコントラスト (楽しいチグハグさ) が絶妙。　なにより、オレの言う「地酒的秘境感」があるのがいいよ。家にいながらにして地方を旅行した気分というか、その土地に行って普段は目にしない謎の料理や食材に出会う感じというか (笑) 。リピートするかは微妙だけど、このレベルの地酒を毎晩コンスタントに飲めたら人生は過激に豊かになるな。　ジワジワこれ好きだわ (笑) 。自然酒を不自然にドライにしてB級感を増やして少しマニアックした感じ。酸のテンションも味ではなく収斂性や凝縮感や甘みの輪郭に「機能」として作用するし、こういう酒を「真にキレがある」とオレは言いたい。商品名におけるインパクト以上の格別の旨さはないけど、やっぱ通販で同梱してこういう酒に出会えるとそこそこアガるわな。普段こっちで生活してたら、まず出会わない酒 (笑) 。 『ドライでシャープな綿飴酒！』──キャッチフレーズはこれで決まり。ハチミツとか綿飴とかさ、砂糖を焦がしてるんだから、当然、酸、あるんだよ。「酸」を「焦げ」として捉える味覚も大事だぜ？　この時期の新酒として十分に楽しめる。もちろん、寝かせれば「酵母 vs 糖分」対決で何が抜け出すか分からないけど、まあ、フツーに考えたら、もっともっと味は出るだろうね。いちいち「甘さ」を求める飲み手には薦めないけど、逆に「甘さ」に辟易としてる飲み手が「甘さ」の意味をもう一度見直す機会が得られる酒だとは思う。「酸」を「味」ではなく「機能」として感じるにも最適な酒ではあるだろう。 「水飴には〝酸〟を感じないが、蜂蜜には感じる」と言った場合、これをここでは〝機能としての酸〟と呼ぶ。そしてそれこそが甘みに対するキレイな縁取り線というわけだ。　♡☺♡「たしかにこれまあまあ旨いな。綿飴わかるぅ〜」moukan1972♂ close

◤浅芽生 (あさぢを) - 一番しぼり 純米吟醸 無濾過生原酒 熊蟄穴 (くまあなにこもる) 29BY ＜滋賀＞ ── dಠಠb「俺蟄家 (おれいえにこもる) の状態で全国漫遊気分」#Fresh/Shuwa-Shuwa/Dry